第100話 消えた一千万とセーラー服

「まァ~、万堂さんは好きなモノなら金を幾らでも出すってタイプなンですよ…!!

 きっと……」

 冨田はキチンとファイルされた資料に目を通した。



「フン、ッで、あの嵐の晩も銀行から二千万をおろろしたッて言うのか……」



「ハイ……、ATMで現金を下ろしている画像もちゃんと防犯カメラにあります。

 ですが、その二千万もセーラー服も何処どこかに消えてしまった……」

 当然、モノ盗りの可能性が高い。





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