第98話 セーラー天使《エンジェル》
「何だ…!? この部屋はァ~……」
矢作は、眩しそうに目を細めた。
部屋にいるだけで、目がチカチカしてきそうだ。
「フフ、オタクの部屋でしょ……
最近じゃァ、たいして、特別じゃありませんよ……」
「フン、これで、かァ~!?」
コンコンと裏拳で貼られた美少女アニメのポスターを叩いた。
「あァ~…、それがセーラー
そっちの壁に貼ってあるのは、全部、セーラー
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