第84話

「い、イヤァァ~ーーー!!」

 急にアタシは拒否反応を示し、身体をひるがえして唇を離した。




「フフ……」

 アキラは戸惑ったように苦笑いを浮かべた。




「くッ!!」



 カッとなったアタシは、その彼の頬を思わず、『パッチィーン』と張った。





「う……!!」







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