第62話

 その時、また『ドッドォ~ーン』と地響きがし雷が落ちた。



「キャ~ーー!!」

 咄嗟に、アタシはアキラに抱きついてしまった。



「ウッワァ~ー!!」 

 彼も急な事でバランスを崩し、アタシを抱きかかえたまま、床へ転倒した。


 ドッシィーン!!

 大きな衝撃音がした。



「う、痛ッ、てェ~……」

 彼は腰をしたたかに打ったのか、呻き声をあげた。







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