第59話 彼に襲われたら

「だ、大丈夫か!? ルナ!!」

 アキラはスマホの明かりで照らしてくれた。



「あ、あァ……」かすかに声が上擦うわずった。



 このままカレに襲われたら、どうしようか……。


 一瞬、脳裡をかすめた。

 軽く拳を握りしめた。




「ほら…、これで拭けよ!!」

 彼はバスタオルを差し出した。







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