第34話 桐山 陽《アキラ》

「俺は、桐山 アキラだ……!!」



「フゥン…… アキラねぇ!!」



「ああ…、一応、弁護士だ!!」

 彼は微笑んで頷き、襟のヒマワリのバッチを指差した。



「あァ~ン、弁護士…!? わかるモンか!

 そんなバッチモン! ネットオークションで、いくらでも買えるだろ!!

 そんなワケのわからねぇ弁護士バッチ!」



「フフ…ッ、ま……、そうだな。

 弁護士ったって、ピンキリだからな……

 でェ、そっちのセーラー天使エンジェルは……!?」



「フン……、なんだよ。アタシの事か!」



「たぶんなァ~……!!!

 俺はセーラー天使エンジェルッて、柄じゃないからな!!」








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