その存在は突如として現れた。

世界的に不可解な事件事故が急増した。

それらの事件事故はテロやガス管の爆発事故かと思われていたが、次第に珍妙な目撃証言が目立ち始めた。

目撃者いわく

「5tトラックサイズのイノシシに襲われて、それを10~14歳くらいの少女が受け止めて投げ飛ばした。」(北海道 47歳男性猟師)

だとか

「いやぁびっくりしました。曲がり角でいきなりデカイ猫とご対面ですよ。向こうが逃げてくれて助かりました。」(神奈川 21歳女性大学生)

とか

「軽トラサイズの虫(アメンボ？)がビームで攻撃してきた。タンクに(石油が)入ってなくて良かったですよ。」(太平洋 32歳男性タンカー船員)

他にも

「鳥(不明)と女の子がダンスを踊ってたんだ！！信じられない？俺もだ…。」(米国上空 31歳男性空軍パイロット)

そして2017年4月13日

日本領空に不明飛行物体(目標A)が接近。

自衛隊機はスクランブル、目標Aに接近したが自衛隊機の反応をロスト。

直後に日本の陸地より4つの不明飛行物体(目標B~E)が飛行を開始。

目標Aと目標B~E群が接触し、交戦を開始。

交戦中に上がった自衛隊機により「人と巨大な蛇が高速で飛行しながら交戦中」「共に光線と思われる攻撃方法で戦闘をしている」などの報告がされた。

その後目標Aが目標B~Eの包囲を突破し東京を目指し飛行開始。

自衛隊機が攻撃を加えるも効果は認められず、千葉沿岸目前まで飛行。

沿岸まで1kmを切った所で地上から大量の光線が発射され、目標Aは消滅した。

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