第68話 粋ではない粋の話
最近、料理とか心の棚卸しが多かったので久しぶりにこちらに書き込み。
夏祭りやスーパーのくじ引きで『外れ』を引いたことはあるだろうか?
私は何度もある。
その時に落胆ぶりは大人になった今でも深い。
それを昨日味わった。
コンビニで面白そうな漫画(あまり読んだことがない)を見て『面白そうだな』と思い手に取った。
が、改めて読んでみると、全然面白くない。
作者や登場人物たちは自分たちを『粋』だと思っているようだが(そういう言葉が多かった)私からすれば「野暮ったくって」「つまらない」「ただの
私は群馬県人なので江戸っ子(東京の人)がいう『粋』という概念があまり分からない。
ただ、私個人的に思うのは何か特別なものでは無く、自然とにじみ出る、その人のセンスだったり心遣いだと思う。
他人のことを笑ったり知識の押し付けではない。
あと、無理やり人情じみた話にするのも好きではない。
私からすれば早い話が『親切の押し売り』である。
でも、私の中でも粋(カッコいい)人がいないわけではない。
むしろ、私の読書はそういう作家(キャラクター)に囲まれた非常に有意義な時間であった。
彼らは押し付けない。
「こうすると美味しいよ」
「これはこうだから自分は嫌いだ」
そこに世間とかの言い訳はない。
言葉に責任を持っている。
だから、私は安心できるし『粋だ』と思う。
「これは美味いからお前らもやれ」
「俺のやり方が正しい、世間が間違っている」
なんて言わない。
そう考えるとネットって野暮っぽいところなのかも。
(情報交換という意味では有益なのかもしれないけど、炎上などを見ていると暗い気持ちになる)
もっとも、その本を深く読まずコンビニで買った私も野暮なんだけど。
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