第21話射精

「あの、ソフィアさん・・・」


「なあに?」


「咥えてくれませんか?アイスキャンディーみたいに」


「う、うん、分かった」


 ソフィアの桃色の唇が開き、キラキラとした唾液の潜む口の中に直樹の男根が入り込む。

 ソフィアの口が、直樹の男根を包み込んだ。


 くちゅっ・・・ちゅぱっ・・・。


「あ、あぁ・・・」


 直樹は頭がクラクラして、おかしくなりそうだった。


「気持良(ひもひ)いの?」


 ソフィアが舌足らずに訊ねる。


「凄く気持ち良いです!もっと前後させて下さい!」


「分かっら」


 ソフィアは舌足らずに答え、頭を前後させる。


 じゅっぽ、ぬっぽ、じゅぱっ・・・。


「ああぁ、ぁぁああぁ・・・」


 直樹は気絶しそうな快楽に抗いながら、奇跡的な青春の一瞬を堪能した。

 ソフィアのサラサラでありながら粘り気を含む唾液で直樹の男根は全方位を包まれる。

 そしてソフィアの柔らかな唇に挟まれて扱かれた。

 ソフィアの青い眼はフェラチオをしながらも直樹を一途に見詰める。

 直樹がネットで見た白人女性の動画では、上目使いをする時に額に皺が寄っていたが、上目使いをするソフィアの額には皺など無かった。

 ソフィアが自分の男根をフェラチオしていると言う事実。

 ソフィアのフェラチオをしている姿。

 ソフィアの涎と唇の感触。

 どれか一つでもすぐさま絶頂を迎えそうだった。

 その三つが同時に直樹に押し寄せる。


「うぅっ、気持良い!ごめん!ソフィアさん!射精るっ!!」


 直樹は罪悪感を抱きながらもソフィアの頭を両手で掴み固定した。


「うっ、うっ、ああぁっ!!」


 どぴゅっ!どぴゅっ!どくどくっ!!


 直樹の精液がドクドクとソフィアの口に注がれた。

 無限とも思われる快楽に直樹は翻弄される。

 全身が震えた。


「!!!」


 そして我に返る。

 慌ててソフィアの頭から手を離し、男根をソフィアの口から抜き取る。


「ごめんっ!ソフィアさん!大丈夫!?」


 近くに置いてあったティッシュ箱を掴み、ティッシュを数枚取り出す。


「出してっ!!」


 そしてソフィアに差し出す。

 自分は何て事をしてしまったんだ!!と思った。

 ソフィアはうずくまったまま。


「ソフィアさん!?」


 直樹は不安に駆られてソフィアの上体を起こす。

 ソフィアは少し涙目になっていた。


「ソフィアさん!ごめんなさい!!」


「びっくりした」


 ソフィアは言った。


「出してください!!」


 直樹はティッシュを差し出す。






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