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悪落ち 腐っても鯛６
NPC
「このヘンテコな魚はなんだ？」
男達はアネゴの登場に驚き戸惑っている……まあ、わからなくもない行き成り目の前に水の塊の中に入った腐った色をした鯛が現れたのだから俺もさっきまできっと同じ顔をしていただろう。
敵は五人、先ほどステータスを確認するとレッドはバランス型、剣術スキルの高いイエロー、魔法力の高いブルー、回復魔法のグリーン、支援魔法のピンクとバランスの取れているうえにみんなレベル50代となかなか厄介な敵だ。
ピンク
「そいつはアンデットモンスターでレベルは５０気を付けて」
レッド
「な～に、レベル50なら我々が連携して戦えば問題ない」
ブルー
「ああ！レッドの言う通りだ！」
レッドとイエローが前に出る！
ヒーローっぽい熱さというか…なんというか怪人側ってこんな気持ちなんだなとおもう今日この頃…
アネゴ
「あら仲がいいのね、そういう関係かしら…ウフフ」
アネゴ 腐女子ですか…
「ええい、いくぞ！」
レッドとイエローが突っ走ってくる！
「あらあら、せっかちはダメよ アクアリノベール！」
突如水がレッドとイエローの目の前に現れ二人を包んでしまった。
「レッド、イエロー！今助ける」
ブルーが先生目がけて魔法の詠唱を始めた！
「ファイヤーアロー！」
炎の初期魔法がアネゴ目がけて放たれる！
「あら、それじゃ私は焼けないわよ アクアベール」
再びアネゴが水を操り水の壁を作り炎を遮る。
後ろにいるピンクとグリーンも回復や支援魔法の準備をしているが……
「さてと、長引かせるとやっかいそうだからキメさせてもらうわね」
そういうとレッドとイエローを覆っていた水と盾につかった水がアネゴの前に移動していく……
「集束からの……アクアキャノン！」
集められた水が一つになり敵に向かって放たれる！
ズドン！
敵をまとめて吹き飛ばしそのまま近場の崖に張り付けた。
アネゴはフヨフヨと敵に近づき……
「レベルだけ判断してはダメよ、戦闘経験などによって全然強さが変わるから…それにレベルは種族によって上限や上がり幅が違うの」
「くそ～～」
「まだやる？」
アネゴがそういうと……
「ちくしょう覚えてろ！撤退だ」
敵は逃げ出した。
「あらあら」
アネゴは敵が落として行った荷物を口にくわえるとこちらにやってくる。
アクア
「強いですねアネゴさん…」
アクアさんが俺に言う……
「ええ…ほんとにアレでレベル50なのですかね」
こちらに来ると荷物を俺に渡し……
「対人戦は経験にならないからあまりやらせたくないのよ」
「そうなんですね」
対人戦は経験値なしか…まあ確かに経験値高かったらむやみやたらにPV起こりそうだし……
「じゃ 続きしましょう！あっちにもっと強い敵がいるわよ」
そういってこちらにウィンクしてきた、とんでもない魚を仲間にしてしまったかな……
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