第一章:フェンディ=ネス
目が覚めたらin異世界
「ネスちゃんかわいいでちゅねーべろべろばー」
「やめてください父さん気持ち悪い。」
目を開けると子供部屋らしき壁や天井が見えた。そして5歳くらいの女の子が腕を組みながら隣でいないないばぁをしている父親と思われる男性を睨めつけていた。
「まあいいじゃないですかキョウ。ネスがかわいいから」
父親の隣から母親と思われる女性が女の子をなだめていた。
「まあ、今回は母さんに免じて許してあげますよ!では私は森で遊んできます!」
女の子はいなくなったと思ったら勢いよく扉を開けた音が聞こえた
「キョウ姉さんは見た目はかわいいのにのに性格は怖いし厳しいんだから」
入れ替わりでさっきの女の子のひと回り小さい男の子が部屋に入ってきた。
「シュウじゃない、弟のネス君ですよ触ってみる?」
「いいよ別に、母さん。僕も姉さんと一緒に森に行ってくるね。」
それだけ言うとすぐ出ていった
「じゃあ僕もここら辺で仕事に戻るよ」
「じゃあ私は花壇に水をあげてこようかしら」
「魔力の使いすぎに気をつけるんだよ?」
「前みたいに使いすぎで気絶したりしないわよ」
そう言うと二人とも部屋から出ていった
一旦整理しよう
俺はまだ生まれて半年くらいで
ここの家族は俺を合わせて5人家族らしい
そして父親と母親は中世ヨーロッパの貴族らしき服装をしていた。
「あおうおああんあいっえああ(魔力とかなんか言ってたな)」
仕方がないか滑舌がまわらないのも…赤ちゃんだしな
とりあえず赤ちゃんで動けないうちは魔法を使って魔力を増やしていきますか。あの神様が使っていた魔法は2つ「アクア」と「ファイア」だ。他の知らない魔法を使って事故になるのもいやだから
「うぁいあ(ファイア)」
滑舌悪くても大丈夫らしいな。とりあえずあと2年くらいはファイアを使って魔力を上げますか
「うぁいあ」「うぁいあ」「うぁいあ!」
あれ?だんだん火が小さくなってきて俺もだんだん眠くなってきて・・・
「起きてください!勇気さん!」
あれ?神様の声がするな。これは夢か
「はい、夢ですよ。とりあえず話があるので起きてください!」
うるさいなぁ。もうちょっと寝たいんだけど。
「起きろぉ!このダメ人間ストーカーやろう!」
「はい!起きました!」
目を開けると神様と会ったあの汚い和室にいた。神様は前と同じで机をはさんで向こう側で正座をしていた。このくだり俺は好きなんだけどなぁ。
「好きでもダメですやめてください。めんどくさいです。とりあえずあなたに大事なことを伝えるのを忘れてました」
何だろう?てか最後に説明ぐだぐだにしたあんたが悪いんだけどね
「まあ、その件は置いといて、あなたが使っていたファイアあれあの部屋で使うの危ないのでライトという光魔法にしてください。魔法適正は・・・大丈夫でしょう初級魔法なので魔法名を唱えれば使えるはずです。他にもあるので試してみてくださいね」
見てたのかよ。仕事はどうした仕事は
「休憩中だったんですよ、それより本題に入りますあなたに渡した5つのチート以外に1つ別に前任者が遊び半分であなたに送ったチート級の能力があるらしいんです」
それはうれしいっていうか俺まだチートの中身わかってないんだが
「それは大丈夫です3歳になったらステータスが開けるようになるのでそこから見れます。ちなみに私がステータス開けた時は3つしかチートが分かりませんでしたので、もし見れなかったらそういうことなので。」
「なるほどわかったわかった。それより元いた場所に返してくれませんかねー?ついさっきかっこよく別れたばかりなのにここにいると恥ずかしいんですが、お願いしますよ。」
「それもそうですね。ではもう一度あの壁のボタンを押してくれたら戻れますよ。何かここに用事があれば教会に行って祈ればまたいつでも来れるので」
そう言うと神様は俺にはよ行けと言わんばかりに俺を促した。
「では、また」
「さーようならー」
「ネスの寝顔もかわいいなぁ」
「そうわね」
「あの子達も寝たことだし、私達も寝ますか」
「そうだねマグナ、おやすみ」
父親と母親の声が聞こえるということは俺は帰ってきたらしい。それにもう夜なのか。夜にライトは使えないな。
それよりも一刻も早くチートの中身が見たいな。何なんだろう?
何の能力にせよ神様はチートの魔法や能力は大幅に魔力を使うとか言ってたしなやることには変わりない。
よし!とりあえずステータスが見れるまでは1日中魔法を使って、いつか分かるチートが使えるまでに魔力を上げるぞ!
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