Prelude Ⅲ
まじか…俺よりちゃんとしてるとか先月思ってたことが逆になったよ…
来羽とその友達が楽しそうに会話をしてる途中で俺が近くにいることに気がついたのか、手を振ってきたのでとりあえず返す。
「もしかして
「そうなの!こいつが颯斗君」
そのまま過ぎ去ろうとしたのだが、何か俺のことを話題にし始めたという誰得な情報だ…
「初めまして。
私のって誰もお前の所有物じゃないからな?勿論俺の…とか言うとまた色々きついのでやめておこう。
「かなどめ」って珍しい苗字だよなぁと、素直な感想と共に思ったことがもう一つ。この子、あまり表情を見せないというか見せてない。まるで、感情という言葉を知らないような感じがした。
「とりあえずこの子紹介できたし、またね〜」
「これからもよろしく。颯斗くん」
とりあえず手を振っておくが…
なんで初対面でいきなり下の名前呼んでるの!?というか苗字を知らないとか!?
そんなこんなで帰宅したのだが、次の日に「桐沢が2人の女子を尾行してた」とかという噂が立っていた。帰り道同じなだけなのに…世の中は理不尽すぎる…
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