第34話 腕枕
寝ぞうが
悪いというよりは
隣に眠っていたら
いつの間にか
彼の腕の中から
下へ下へ
ずり落ちて
のちに
目覚めた彼は
少しの間
私を探していた
私は随分下の方で
たいてい
横向きで
9の字に曲がって
眠っていた
私は腕の中で
眠れた試しはなく
気を遣うあまり
布団の中で
行方不明となる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます