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「あの、すみません。長老が今どこにいるか知りませんか? 話を聞きたいんです」


 あなたはそう言って会う人会う人に長老についての情報提供を求める。何人かの空振りの後、腰の曲がったおばあちゃんから長老についての情報を得る事が出来た。どうやら今の時間、長老は自分の畑で農作業をしているらしい。

 あなたはおばあちゃんにお礼を言うと、早速その畑へと向かう。


 畑に着いたあなたは、そこで1人で農作業する老人を発見する。多分その老人が長老なのだろう。あなたはすぐに作業中の長老にお宝についての話を聞こうと近付いた。


「あの、すみません。あなたが長老ですか?」

「あんだって?」


 最初は耳が遠いのかと思ったのだけれど、どれだけ大声で話しかけても返事は同じ。そう、長老は残念ながらボケてしまっていたのだ。

 結局聞きたかった情報は何も得られず、長老からは畑で出来た芋を貰ってその場を後にする。


 その後も情報収集に頑張るものの、特に何の有効な情報も得られず、あなた達は村を後にした。


https://kakuyomu.jp/works/1177354054887547235/episodes/1177354054887595933

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