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    私にも似たような経験があるので一言。

    まだ小説を書き始める前の話ですが、私はあるニッチな趣味にのめり込み、個人サークルでイベント参加をしていた時期があります。

    でも実際は一人で参加したわけではなく、友人にチケットを渡してお手伝いを頼んでいました。ちなみに私の周囲ではこの趣味を理解してくれる人間は一人もおらず、お手伝いを頼んだ友人も会場でグッズを買ったり、コスプレイヤーの写真を撮りに行ったりはしますが、イベントの本題には全く興味を示しませんでした。

    当然、彼等は私の作品を欲しがったりはしません。「すごいな」位の事は言ってくれましたが、何がどうすごいのかを理解していたとはとても思えませんでした。

    私はそれに少し寂しさを感じながらも、自分に興味の無いイベントにわざわざ手伝いに来てくれる友人の存在に感謝していました。

    彼等は頑なに私の趣味を理解しようとしませんでしたが、それでも友人である事には変わりありませんでした。
    それは結局、友人であろうと趣味趣向が違うのは仕方のない事だという現実。むしろ怪しい趣味にのめり込んだ私を咎めるでなく、応援してくれた事をありがたく思っています。

    私の趣味は分からずとも、彼等は私という人間を応援してくれたのだと思います。

    人にはそれぞれ向き不向きがあります。アニメや漫画と違い、ほぼ文字だけで構成された小説を通して読むのには、それなりのエネルギーと才能が必要だと私は思っています。
    絵なら一見でぱっと頭に入りますが、小説は読んで理解して初めてその意味が分かる物。まず読みたいと思われなければ読まれないものですから。

    自分の周りの人間にその才能が無かったからといって、悲観する事はありません。小説を好んで読む人間は人類全体では意外と少なく、書く側なんてそれこそ極々僅かでしかない。たまたま近くに居る事のほうが稀なんです。

    『RTした人の作品を読みにいく』というのも、これはこれで闇が深いです。
    文字通りに利用している人もいれば、自分の作品にブクマと評価を入れさせる為だけにやっている人もいるのです。
    これは、もうこういうものだと割り切るしかないですね。私は、ちゃんと読んでくれる人「も」いるというだけで意味はあると思っています。

    ネガティブな気分になってくるのは私も同じです。特にカクヨムでは、なろうと比べてびっくりするほど読まれません。最新話まで読んでくれた人なんて推定二人だけです。
    TLを流れてくる自慢ツイートにぎぎぎと思う事も多いです。けれど、他人の事ばかり気にしていてもどうにもなりません。気にしすぎると本当に病みますからね。

    評価ポイント、ブクマ、ランキング……自分の作品が高い評価を得てほしい。みんなそう思ってます。確かに読まずともポイントは入れられますが、普通はちゃんと読んでから入れるものです。私も、貴方もそうしている筈。
    読まずに入れている人「も」偶に居るってだけです。

    ああ、一言のつもりがなんかとっても長くなってしまいました。もし、貴方に創作できる環境が残っていたなら、迷わず続けて欲しいと思います。
    挫折した思い出だけを背負って生きていくのは、本当に辛いから。

    私が創作を続けているのは、創作が楽しいからが半分。もう半分は、自分がもう「終わってしまった」人間だという事を認めたくないからです。
    書き続けている限り、まだ終わりじゃないんだと。

    最後に……貴方と貴方の作品に、どうか幸あらん事を。
    私の朝の執筆時間をごっそり捧げたんですからねっ!?

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    もしかしたら私の中にある種の「甘え」が芽生えていたのかもしれません。

    そういう人「も」いる。
    書いてる限り終わりじゃない。
    心に刺さりました。

    自分の中にあるもの、心機一転させて、また頑張りたいと思います。
    貴重な時間をすみません。ファイト一発!でいきます。