VRゲームの世界から出られない話

酒屋陣太郎

第1話

 ――20XX年、未来のVRゲームは更なる進化を遂げていた。

 VRヘッドギアを被り目を閉じるだけで、脳に電気信号が送られ、ゲームの世界に入り込んだような仮想空間の映像を、さながら現実のごとく見れるようになっていた。

さらに、ゲーム内で感じるあらゆる五感が、VRヘッドギアを通して現実の体で感じた事のように、自分の脳内に反映されるのだ。

 ゲーム内の操作はと言うと、VRヘッドギアが脳波を感知し、体を動かさずとも頭で意識するだけで、VR世界内のキャラクターを、現実の自分の体のように動かすことができるようになっている。


 こうしたフルダイブ型のVRゲームの新作、『リバースムーン(仮)』というゲームのαアルファテストが、『リバースムーン社』で行われる事となった。

 このゲームは、カリスマゲームデザイナーの『木造創介』が企画し、事前から各メディアで噂される程、期待されているのである。

 こうした中、一人の青年がこのゲームのαテスターの一人として選ばれ、リバースムーン社に招かれた所から話は始まる。



 ――『リバースムーン社・会議室』

 リバースムーン社は、この高層ビルの二十七階から三十階までのフロアで開発しているらしい。

そして、この二十七階の会議室にαテスター達が集められていた。

その数は五十人で、年齢、性別は偏らないようにバラバラに集められたようだ。

ここにいる人達は互いに面識は無く、皆、沈黙してαテスト開始の時間になるのを待っていた。

 そしてその時間が来ると、会議室の入り口から人が入って来た。

カリスマゲームデザイナーの『木造創介こつくりそうすけ』である。

恐らく、ここに集められた人は、全員その顔を知っているはずだ。

その彼が喋り始めた。

「皆さん、我々の会社が現在開発しているVRゲーム、『リバースムーン』のαテストに応募していただき誠にありがとうございます」

「このゲームは最新のVRシステムを利用して、多くのプレイヤー達に架空の世界を、現実のように体験できる事を目標に開発しております」

「ですが、ゲーム内の感覚と現実の人体の感覚をリンクする所や、頭で考えただけでゲーム内の操作をする方法が、まだまだ完成度が低いのです」

「そこで、皆さんに協力していただき、VRシステムのより高い完成度を目指して行きたいのです」

「まず、今から皆さんにVRゲームに必要な『IDカード』をお渡しします」

「そして、皆さんにVRゲームのプレイルームに移動していただいて、実際にゲームをプレイしてもらいます」

「その内容を我々スタッフがデータとして集めて分析し、ゲームの開発に役立てようと思っております」

「ではIDカードを配りますので、それが終わり次第、VRルームに移動しましょう」

こうして、彼はαテスターにIDカードを配り、それが終わると全員を連れて廊下を歩き、赤い扉のVRルーム室へ入って行く。


 そのVRルーム室という部屋の中には、細い廊下と扉がいくつもあり、中は仕切りで隔たれているらしく、それぞれ個室になっているようだ。

そこで木造創介が、αテスター達に振り向いて説明し始めた。

「皆さん、ここがVRルームです。ここは個室になっていて、IDカードが無ければ入れないようになっています」

「まず、皆さんにVRルームにそれぞれ入っていただいて、ソファーに座り、VRヘッドセットを被ってもらいます」

「それでは皆さん、IDカードと扉に番号が振ってあるので、移動して下さい」

αテスター達はそう言われて、それぞれ割り振られた個室に入っていった。

 その個室は非常に狭く、中央にソファーがあり、VRヘッドセットが置かれていた。

個室の床はかなり柔らかいマットが敷いてあり、ソファーの手と足を置く所には、何かの輪が付いていた。このソファーの輪の中にに手と足を入れるのだろうか。

ともかく、αテスター達はVRヘッドセットを被り、ソファーに座ると、木造創介が再び話し始めた。

「皆さん、準備はよろしいですか。そのソファーには手や足をホールドする輪がついていますが、それは皆さんを拘束するものではなく、ソファーから落ちるのを防ぐ為です」

「VRゲーム内の操作は、全てVRヘッドセットが皆さんの脳波を感知して行うので、体は動かさなくても結構です」

「ですが、慣れない内はどうしても体も一緒に動いてしまうので、ソファーから転落しないようにその輪があるのです」

「念の為、床は柔らかいマットを敷いていますが、それでも落ちると痛いので、気をつけて下さいね」

この話を聞いたαテスター達は、輪の中に手足を通し、転落しないようにした。

「それでは早速、皆さんにゲームをプレイしてもらいます。最初は自分のキャラクターを作るところからですが、目の前にスクリーンが表示されるので、そこを触って自分のキャラを作ってみて下さい」

「自分のキャラを作り終わると、ゲームが開始されますので、後は時間までご自由にプレイしてみてください」

「あっ、そうそう、これを言うの忘れてました。ゲーム内の触覚とか痛覚の事ですが、モンスターに殴られたりする時の痛みはですね、最大でもタンスの角に小指をぶつけた位になっております。もしモンスターにやられてしまったら、その程度の痛みを感じると思ってください」

「後はゲーム内のメニューの表示は、自分の胸を二回軽く叩いてください。そうすれば目の前にスクリーンが表示されるので、そこから色々操作できます」

「それでは皆さん、時間まで楽しんでくださいね」

木造創介がそう言い終わると、αテスター達は自分のキャラを作り、次々とゲームの中の世界へと入って行った。




 αテスターの一人、『ライ』はスクリーンを操作して自分のキャラを作り終えると、ゲームの世界に入って行った。

彼の目の前の光景が、キャラメイクのスクリーンではなく、小さな田舎の村を一望できる場所に切り替わった。

ライが周囲を見回すと、全方位ゲームの世界が広がっている。

風が吹き、彼の髪を揺らす。

その風を皮膚で感じることができ、草や木のような植物の匂い、そういったものも彼には感じられた。

「ここがゲームの世界か……。かなりリアルに作られてるな……。」

彼はそう呟くと、一歩二歩と歩き出した。

「他の人はいないのかな? あそこに村があるし、行ってみるか……」

再び独り言のように呟き、村へ歩いて進んだ。

 だが、その彼の足元に何か動くものが見えた。

透き通るような青色のゼリー状の何かが、時折跳ねながら移動している。

これはこういったゲームの序盤の敵として出てくる『スライム』だろうか。

ともかく彼は、腰のベルトに差してあった木の棒を手に取り、戦ってみる事にした。


 ライが木の棒でスライムに殴りかかる。

棒を柔らかい衝撃が伝い、手にまで感じられる。

ダメージを与えられたのだろうか? スライムの見た目に変化は無いようだ。

殴られたスライムは、こちらへ飛びかかって来た。

ライはその攻撃を避けると、思った。

(こいつ、最初の敵だけあって弱いのかな? 一回攻撃食らってみよう)

ライは木の棒を構え、体に力をいれてスライムの攻撃を待った。

スライムが再びこちらに飛びかかってくる。

その攻撃を両腕で体を守り、耐えてみた。

段ボールで作った棒で殴られたような、柔らかい衝撃が両腕に伝わった。

(痛い……というほどでもないか? 好きで何回も食らいたくはないけど、我慢できない程じゃない。これが1ポイントのダメージなのか?)

彼はそう思ったが、ゲームはまだ序盤だ。

恐らく、初心者向けに敵の強さが設定されているのであろう。

(とりあえず、このスライムを倒して村まで行ってみるか)

そう考え、彼は再び木の棒でスライムを殴った。

スライムを覆っていた膜のようなものが破れ、スライムは青い液体を漏らして、溶けてしまった。

これで倒したのだろうかと思い、溶けたスライムを見ていると、その姿が消え、そこには銀貨が二枚落ちていた。

(これはこのゲームの通貨かな? 拾っておこう)

彼は足元の通貨を拾うと、再び村に向かって歩き出した。


 村は腰程度の高さの石垣で囲われていて、これで魔物の侵入を防いでるのだろう。

村には七軒の建物があり、それぞれ剣や盾といった看板が掛けられていた。

村の中には人がいるが、その場所から動こうとせず、ただ立っているだけだった。

(この村の人はNPCかな? 話しかけたら答えるのか?)

ライはそう思い、近くの村人に話しかけてみた。

「ここは『初心者の村』だよ」

若い村人は彼を見てそう答えたが、返事が機械的で、この若い村人と何か喋るのは無理だろう、と思った。

(これは街の入り口によくいるNPCだな、他のNPCならもう少し喋れると思うけど)

(とりあえず、村の中で装備を整えるか)

ライはそう思って、武器の看板を掛けている家に入って行った。

 武器屋の親父も決められたことしか喋れないタイプのNPCだった。

武器を見せてもらうと、青銅の剣200シルバー、石の斧320シルバー、鉄の剣650シルバーなどがあった。

だが、手持ちは102シルバーしか無い。

ここで買えるものは無いので、今度は防具屋に入ってみる。

 防具屋は武器屋の隣にあり、中へ入ると中年女性のNPCが店番をしていた。

ライは防具を見せてもらうと、皮のベスト70シルバー、皮の鎧150シルバー、鎖帷子480シルバー、皮の帽子80シルバー、皮の盾90シルバーなどが並べてある。

その他にも普段着になる衣装が置いてあるが、防御は変わらないので、皮のベストを試着してみる事にした。

試着室の方へ向かうと、一つは誰か入ってるらしく、靴が置いてある。

空いている試着室へ入り、皮のベストを着てみてメニューを開いて性能を見てみると、防御が4ポイント上がるようだ。

皮の帽子は2ポイント上がり、皮の盾は4ポイント上がるらしいので、試着室から出て、皮のベストを購入した。

後は魔物を倒すなりして稼がないとダメなようだな、と思って外に出ようとすると、試着室の方から誰か出てきた。

 その姿は若い女性、というかちょっと幼い感じの少女で、彼女も自分と同じプレイヤーなのだろうか。

そう思っていると、彼女は普段着の服を二着買い、防具屋から出て行った。

ライは自分の買い物を終えたので、防具屋から出て、再び村を見て回る。

 村の民家の建物の前に老人が立っていて、彼に話しかけると、仕事を頼まれた。

いわゆるこういったゲームにありがちな、クエストである。

その内容は、スライムを五匹倒せ、というもので、報酬は50シルバーらしい。

ライは手持ちのシルバーを増やす為、スライム退治へ向かうことにした。


 村を出てすぐ近くにスライムはいるはずだと思い、村を囲ってる石垣から出ると、そこでは先ほど防具屋で見かけた少女がスライムと戦っていた。

だが彼女の運動神経はかなり鈍いらしく、木の棒はスライムに当たらず、スライムの体当たりを受けて転んでしまった。

 ライはその転んだ彼女と目が合ってしまう。

その目は、こちらに助けを求めているように見えて、これを無視するのも何だなと思い、彼女を助けてやることにした。

ライが彼女に攻撃しようとしているスライムに殴りつけると、スライムはライを標的にしたようだ。

だが、そのスライムはライにもう一度殴られると、潰れて溶けてしまった。

ライは彼女の方を見て、

「大丈夫か? なんかスライムに苦戦してたみたいだけど」

と、声をかけた。

彼女は立ち上がると、

「あっ、すいません、助かりました」

と、少し恥ずかしそうにライにお礼を言った。

「君もこのスライムを退治しに来たの?」

「はい、でも私、治療師ヒーラーなので、攻撃は苦手で……」

「このゲームは現実での運動神経も関係あるのかな?」

「そうなのかも? 私がまだ慣れてないせいかもしれないけど」

「じゃあさ、一緒にやる? 俺は戦士ファイターだし、二人でやればすぐ終わると思うよ」

「あっ、はい、お願いします。私、『ファル』って言います」

「俺は『ライ』だ、よろしく」

 二人はそう挨拶すると、スライムを倒し始めた。

一番弱い魔物のスライムを二人がかりで倒す、そんな簡単なことはすぐに終わってしまい、二人は村へ戻った。

 二人はクエストを報告し、達成して報酬を受け取った。

「そういや、ファル以外のプレイヤー見かけないんだけど、皆どこにいるんだろ?」

「私がこの村に来た時には何人か見たんけど、みんなすぐ先へ進んで行ったみたい。私は服の試着を色々してたら遅れちゃったのかな……」

「そうなのか、俺はキャラメイクに時間かけすぎたのかな? 村に着いた時には誰も見えなかったよ」

「そうなの?」

「じゃあさ、二人でこの村のクエストを一緒にやって、皆に追いつこうか」

「そうだね、じゃあよろしくお願いしますね」

「うん、俺もよろしく」

二人はそう話して、この村のクエストをやり始めた。


 そして、この村のクエストである、一角兎の退治、大ネズミ退治、歩きキノコ退治、しましまヘビ退治、ホーンビートル退治の五つを終わらせると、二人の所持金も増え、二人は装備を買い替えてから次の場所に向かう事にした。



 装備を買い替えて店から出て来たライ。

その姿は、青銅の剣、皮の鎧、皮の盾、皮の帽子といった、いかにもゲームの初心者らしい装備になっていた。

 一方ファルは、まだ装備の買い替えに時間がかかっているらしい。

その間にただ待ってるのも何なので、この村のNPCから情報を集める事にした。

(ふむ……、次の町はリーナスと言うのか、道沿いに進んで行けば分かるな……)

そうして時間を潰していると、やっとファルが店から出て来た。

「お待たせ、ライ」

その彼女の姿は、白い帽子、白と青のローブ、手には杖を持っていた。

「この村のクエは終わったみたいだし、次の町に行こうか」

「そうだね、他のテスターに追いつけるかもね」

そうして二人は、街道らしい道沿いを進み、次の町へ向かった。


 その道中、川にかかっていた橋を渡ると、周囲の敵が強くなった。

今までは、スライムやウサギなどの小さな生き物だったのが、橋を渡るとゴブリン、オーク、コボルトといった人型のモンスターに変わり、積極的にこちらに襲いかかってくるようになった。

 ライが敵を引き付けてから攻撃し、ファルは回復魔法を使って、二人で戦った。

そうして二人が進んで行くと、先の方に街が見えてきた。


 その町は背丈より高い石垣で囲まれていて、街の入り口には門を守っているような兵士が二人立っていた。

ライとファルが町へ入ろうとすると、二人の兵士が、

「ようこそ! ここはリーナスの町です!」

そう発言し、再び正面をじっと見つめた。

この二人もNPCなのだろう、そう思いつつ、ライとファルは街の中へ入って行く。

 リーナスの町は先程の初心者の村より大きく、二十軒程の家があった。

町の通りの中央は広場になっていて、そこには噴水がある。

通りの左右には武器屋、防具屋、道具屋など、おなじみの店が並んでいる。

二人が町を見ながら通りを歩いていると、ファルが、

「ねえ、ライ、ちょっと休憩してきていいかな?」

と尋ねてきた。

(何だ、トイレかな?)

察したライは、

「うん、俺も飲み物とトイレ行ってくるよ」

そう返事した。

「じゃあ、用事を済ませてから、あそこの広場で集まりましょうか」

「分かった、一旦VRヘッドセットを外して外の空気吸ってくる」

「じゃあ、またね~」

ファルはそう言ってメニューを開き、ログアウトして行った。

ライも少し町の中を見てからメニューを開くと、ログアウトした。




 ライはログアウトしてVRヘッドセットを外した。

ソファーから立ち上がり、個室を出る。

VRルームから廊下に出ると、右手の方には先程まで自分達がいた会議室の扉があり、その先にトイレがあるようだ。

左手には自動販売機と長椅子があり、その先は防火シャッター閉ざされていて、そこには[関係者以外立ち入り禁止]と札が貼ってあった。

 とりあえず、彼は用を足しにトイレへ向かおうと、右を見た。

向こうからファルが歩いてくる。

…………ライは思った、

(あれ? 向こうから歩いて来るのはファルだよな? VRゲームの外でも同じ顔? ん? 服装も同じ? コスプレ? そんな……はずは……)

ふとライは足元を見てみる。

自分の着ている服は、皮の鎧で、腰には青銅の剣を下げていたのだ。

(…………おかしいって! なんだこれ! どうなってるんだ!?)

再びファルを見ると、彼女は白い帽子に白と青のローブ、手に杖を持っていたのだ。

「ファル!」

ライは思わず、ファルを見て叫んでしまった。

 ファルはライの様子を見て、彼に近づいて言った。

「どうしたの? ライ、そんな大声出して」

「なあ、俺達、ゲームからログアウトして来たんだよな? 何でゲームの外に出ても同じ格好してるんだ!?」

ライは動揺しているのか、声を荒げて早口で言った。

それに対してファルは、ライの姿を見て、次に自分が着ている服をじっくり見た。

「あれ? おかしいね。私こんな服着てたっけ?」

表情に微笑を含み、改めてライを見た。

「ライも何でゲームの中と同じ格好なの?」

ファルはそう言うが、事態を呑み込めているのだろうか。

ライは思わず自分の手で口を塞ぐ……。

その手にはゲームの中と同じ、皮の手袋がある。

靴もゲームの中で履いていたものと全く同じであった。

ライは額から冷や汗が流れる思いで、

「おかしいだろこんなの! 俺は皮の鎧に青銅の剣持ってこの会社に来たのかよ!」

「えっ!? そういえばそうね……。私もこの格好でこの会社に来たのかしら?」

「どうなってるんだ……、一体……」

「ねぇ、ライはどこから来たの?」

「どこからって? …………? あれ? 俺はどこからこの会社に来たんだ?」

「私も今考えたんだけど、この会社に来る前の事、何も覚えてないんだよね……」

「なんだそれは……」

ライは酷く動揺してしまい、何か思い出せる事は無いかと、頭を回転させる……。

だが、ライは、自分がどこから来たのか、自分の本当の名前も、今朝食べたものも、何一つ思い出せなかった。

ライの額から冷や汗が流れ落ち、頬を伝って、床へと落ちた。

「…………」

「ライ、ゲームの中に戻ろっか?」

ファルはライにそう話しかけた。

「えっ!?」

「私達、ゲームの中から出てきたばっかだし、頭が混乱してるのかもしれないよ?」

「そう……、なのかな?」

ライは頭が混乱していて、どうしたらいいのか分からなくなっていた。

「うん、せっかくαテスターに当たったんだし、楽しまないと損だよ」

ファルは能天気に遊ぶ事しか考えてないようだ。

「ゲームの中に入って、また出てくれば何か思い出すかもしれないし、戻ろうよ」

「あ、あぁ……」

ライはファルにそう言われて、VRゲームの中に戻ることにした。

すでに彼は、何が正しいのか分からなくなっていたのである。

 ライとファルはそれぞれVRルームに戻ると、ソファーに座り、VRヘッドセットを被った。

こうして二人は、再びVRゲームの中の世界に戻って行った……。

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