第1535話 最強の陰陽師なので

 またしてもね、Twitterの話で申し訳ないです。ネタを探しやすいんですよ。何かもうマジでフォロー外のツイートとかも流れてくるものですから。何なんでしょうね、このシステム。まぁ、カクヨムのトップページもフォローしてない人の作品が表示されてるから同じか。同じか?


 まぁいいです。

 とにもかくにもまた何か謎なツイートが流れてきたのです。どうやらそれは、You Tubeのサムネを紹介(?)するだけの内容のツイートのようでした。その人が投稿している動画の宣伝なのかな? とも思いましたが、その辺はよくわかりません(リンクが貼られているわけでもない)し、あんまり関係ないので割愛しますが、問題は、そのタイトルです。


『近所のキチママに呪いをかけられた私 しかし夫が最強の陰陽師なので』


 一体何の動画!?


 雰囲気からしておそらく2ちゃんねる(いまは『5ちゃんねる』)のお話をどうにかこうにかした感じの動画なんじゃないのかな? って思うんですけど。


 まだね、近所にキチママ(たぶん『キ●ガイママ』の略)がいるのはわかる。幸いウチの近所にはいないけど、ヤバいママの話は聞いたことある。そのキチママが呪いをかけたのもまぁわかる。何せキチママだから。それくらいのことはやるはず。効くか効かないか別として、まぁそれくらいの話はあってもいい(嫌だけど)。


 ただ、夫が最強の陰陽師って何。


 葉月か?

 ウチの『ヘタレ陰陽師』の葉月の話か?

 読んでない方ごめんなさいねほんと。ちょっと長いけど興味あったら読んでみて(突然の宣伝)。


 いや、私もね、『ヘタレ陰陽師』を書くにあたって、陰陽師のことはちょろっと調べたんですよ。ファンタジーの陰陽師(安倍晴明)から、現代の陰陽師まで。いや、安倍晴明だって別にまるごとファンタジーではないんでしょうけど、でもあの人、ほぼほぼファンタジーの生き物だからね。


 それでですよ。

 まぁ、当たり前というかなんというか、現代のリアルな陰陽師は、さすがに式神云々っていうのはないわけですよ。なんかものすごい力があるかって言われたら、それもないんですよ。ないって言い切っちゃっていいのかわかりませんけど。


 だからまぁ、この『最強の陰陽師』ってなんなのかな、って。どうやらその最強の陰陽師である旦那さんが呪いを跳ね返したらしいんですけど、いやもうそれはファンタジーなのよ。ジャンル、現代ファンタジーなのよ。ウチのヘタレ陰陽師の数年後のお話かよ、って。


 ウチのヘタレ陰陽師の話と考えると、ありそうじゃないですか。


 ストーリーとしてはこうです。

 なんやかんやあってどうにか葉月と慶次郎は結婚するわけです。葉月は普通にご近所付き合いとか出来る子なので、町内会の皆さんともまぁまぁ上手いことやるわけです。すると、その町内会の奥さん(キチママ)は、それが面白くないわけです。まずそもそも、この奥さん(キチ子さん)は慶次郎のことを狙っていたわけです。奥さんって時点で不倫になるわけですけど、上手いこといったら離婚すればいいんだし、くらいのことを考えてたりして。そこへ葉月がぽんと現れてあれよあれよと妻の座におさまったわけです。


「あんな尻軽そうな乳だけ女、彼にふさわしくない!」


 そんなことを考えて、キチ子さんは何か色々調べてとにかくもう呪いまくるのです。


 が、そんな呪いに屈する葉月ではありません。

 なんか最近肩が重い気がする程度では「まぁ、身体の前面に小玉スイカ二つぶら下げてるもんな」くらいの認識です。なんか最近ついてないな、と思う時でも「ま、そういう機の巡りなんでしょ」と流す流す。呪い甲斐のない女です。いや、お守りパワーで防げよとも思いましたが、彼女は粗忽者なので、たぶん忘れてたりするんですよ。


 そんで、しばらく何らかのアレで家をあけてた慶次郎が帰って来て驚くわけですよね。「はっちゃんなんかすんごい呪われてますけど!?」って。そんでホンワカパッパ(宇部の精一杯の陰陽師っぽい呪文的なやつ)してばひゅーんって跳ね返して、そんで、三日後くらいに、跳ね返された呪いで偉いこっちゃになったキチ子さんが旦那さんに連れられて土御門神社に来る、っていう。


 たぶん、歓太郎が出て営業スマイルで応対するんですけど、成る程こいつか、って悪い顔してお灸を据える、みたいな感じでしょうね。


 一瞬マジで書こうかなって思ったんですけど、問題があってですね。そのYouTubeのパクリになる云々じゃなくてですね。


 なんやかんやあって結婚した部分ですよ。

 あいつらのなんやかんや部分がマジで浮かばん。

 何がどうなったらあのヘタレがはっちゃんにプロポーズすんのよ。どう考えても痺れを切らした葉月が脅して言わせるとかそういうやつじゃん。いやまずお付き合いの時点でさ!

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