　執筆作業中のBGMとして、最近、globe（グローブ）のメドレーを流したりしています。わかります？　globe。T（TETSUYA）K（KOMURO）のやつ。余談なんですけど、『TETSUYA KOMURO』って有名人だし、一発でローマ字変換出来ねぇかな？　って思って、まず『テツヤ』部分からトライしてみたんですけど、『T2ya』って出てきましたね。こちらさん、どなた……？　全く存じ上げない方です。

　それはいいです。

　とにかくglobeなんですよ。そこから、globeだけじゃなく、TKの楽曲メドレーみたいなのもお勧めされちゃって、うっわ懐かしー、なんで思いながらポチポチとKAC書いたりこのエッセイ書いたりしてるわけです。

　どうです、このglobeだのTKだのって、めちゃくちゃ懐かしく思ってる方、いらっしゃるのでは？　たぶん私と同世代か、もしくはそれより少し上の方なんじゃないのかな、って思いますけど。

　私が中〜高校生くらいですかね、TK黄金期というか、テツヤコムロが関わるやつはとにかくもうミリオンヒット、みたいな、そんな時代でした。女性歌手や、女性ボーカルのユニットなどなど、とにかく女性への曲提供が多かったと思うんですけど、どれもこれもハイトーンでね。キーが高くて。

　当時の我々の中では、カラオケは原曲のキーで歌うことがステイタスみたいなところがありました。私もその当時は華原の朋ちゃんですとか、それこそglobeですとか、もう血管を浮き上がらせながら歌ったものです。JK〜JDの頃はね、宇部さんもカラオケとか行ってたから。

　それでですよ、いやー懐かしいなぁ、なんてノスタルジックな気持ちで聞いてたんですけど、ふと気になって、その動画のコメント欄を見てみたんですよ。私の中では全然古くはないんですけど、もうカテゴリ的には懐メロですからね。こういうメドレーって若い人も聞くのかな？　どんな印象を持たれるのかな？　なんて思って。

　そしたら、『38の頃によく聞いていた。現在61です。（こんな感じだったと思う）』みたいなコメントがあったんですよ。

　61歳の人がglobeを聞いて懐かしいとか思うんだ、ってなんかびっくりしちゃって。

　いや、全然驚くことではないんですけど。

　それでもなんかびっくりしたんですよ。

　まだまだ私の中で60代の方っておじいちゃんおばあちゃんのイメージが拭えなくて、演歌とかそういうのを聞く、みたいな固定観念があったんですよ。だけど、よくよく考えたら、あともう20年くらいで私もそうなるし、そうなった時に懐かしいわぁって思うのはやっぱり青春時代に聞いたやつなんですよ。別にハマってたとかそういうんじゃなしに、とにかくその当時に流れてたやつなんですよ。

　だから下手したらX-JAPANの『紅』とか聞いて、「うわっ、なっつかし！」みたいなことを思うわけですよ。私がかつてイメージしてた60代が聞くようなミュージックじゃないですよ。曲もそうだし、ビジュアルもね。おばあちゃん、ヘドバンはやめなよ。危ないよ。

　だからまぁ、なんて言うんですかね。我々が『赤いスイートピー』とか『あずさ二号』とかを聞いて、「昔の曲だなぁ、懐かしいなぁ」って思うのをいまの子達はTKミュージックで感じたりするんだな、って。そういう驚きでした。

　あのね、『天体観測』だって、もう20年前の曲だからね？

　めちゃくちゃびっくりしたから。