第1450話 飛びついてみたものの

 先日ですね、Twitterを眺めておりましたらば、チョコミントのお酒の広告が飛び込んで参りまして。


 皆さん、宇部さんがチョコミント好きってご存知でした? もうご存知の体で話を進めますけど、どうやらチョコミント好きのことを『チョコミン党』なんていうみたいですね。へー。


 それでですね。

 バレンタインに――なんて感じのことも書かれていたんですけど、まぁとりあえず買ってみっか! ってことでポチったんですよ。


 サイトにはバラ売りなんてのがなくて、少ないやつでも8本セットとかだったかな? といっても、それだけ8本入ってるんじゃなくて、もう一種類、普通のビール的なものも4本入ってる、4本×4本のセットを買いました。


 で、届いたのは2月1日です。

 ちょうどその日旦那との晩酌デーだったので、早速、旦那には普通のビールの方を、私はチョコミントのやつを飲むことにしました。


 さて一口。


 あっ、これはもう完全にビールです。ビールの味。Twitterに流れてきた広告にはですね「チョコミントのお酒」としか書いてなかったわけです。ただ、グラスに注がれている写真もあるにはあって、それは見た感じ黒ビールのような感じでした。つまり、泡があったわけです。


 でも、『お酒』だったので、てっきりカクテル的な感じかと思ったわけです。


 いやもう、だったらそうやって書いてよ! と思いました。ただまぁ、ちゃんとチョコミントのフレーバーではあるのです。とはいえ、飲んだ瞬間に「チョコミント!」ではなく、先にミントが来て、ごくって飲んだらあとからチョコ、みたいな。そこはバラ売りでしたね。


 ただね、「ビールならビールって書いてよ」と怒りはしましたけども、よく考えたらこれ、『ビール』ではないのです。ほら、発泡酒とかね、第三のビールとかね、そういうのがあるじゃないですか。その兼ね合いで、『ビール』とは書けなかったんですよ、メーカー的には。確か、ジャンル的には『発泡酒』なんですよ。


 ただね、それでも私はメーカーさんに言いたい。


 ビールが飲めない(味的に)人間というのは、発泡酒だろうが、第三のビールだろうが、あの手の味は全部『ビール』なんですよ。います? ビールの味は駄目だけど、発泡酒(第三のビール)の味はイケる、って人。たぶんいないと思うんですよ。あの苦いのが駄目だから飲めないんですよ。


 フルーツビールなんかもですね、「これ全然ビールって感じしないから大丈夫だよ!」ってビール飲める人の感想はほぼ当てにならないです。激辛が食べられる人の「全然ピリ辛だから」に匹敵するくらい当てにならないです。


 ビールが飲めないんだったら、フルーツビール飲まなきゃ良いじゃん、って思われたかもしれませんが、こちらもね? 歩み寄りたいんですよ。ビールと名がつくものを飲んで仲間に加わりたい、あわよくば、そこから少しずつ本物のビールが飲めるようになりたいんですよ。


 でもね、どんなに果汁を加えても、ビールの味が強すぎるのよ。ミックスジュースにバナナを入れちゃうと、もう何があっても味も香りも消せないのと一緒。あれくらい強い。宇部さんはバナナも苦手だよ。


 そんな『ビールの味が駄目勢』からしてみれば、この『お酒』表記は騙し討ちなんですよ。蓋を開けたらビールなのよ。ベースはビールの味ですって書いててくれないと! もうね、苦味が勝っちゃって、甘み(広告には甘くてスースーすると書いてた)は一切感じられなかったです。なんか、アイス乗っけてスイーツ感覚で――みたいな飲み方もお勧めされてたんですけど、


 こっち、部屋の中寒すぎて鍋のあとでもなければアイスなんて食えねぇが?


 えっ、やっぱり都会の人はそんなシャレオツな感じで飲むのね? そりゃそうよね、雑誌とか見れば、もこもこルームウェア着てても、何でか下は短パンだもんね? あれ、温めたいのか何なのかさっぱりわかんないんですよ。もこもこの短パンって何? ピンポイントでケツだけ温めたい人用?


 だけどきっと、ああいうのは北海道より温かい内地のおしゃれさんが着るんだろうな、って思っていたら、どっこい室内は激寒なんですよ。じゃああれを着てるのはどんな層なのよ! セレブか! タワマンの最上階に住んでるやつらか!


 そうか、タワマンの最上階に住んでるような人ならチョコミントの(ビール味の)お酒にもアイス浮かべるわな。そんなアーバンなこともしますわな。


 とりあえず、もったいないので全部飲みます。残り3本でビールの味に目覚めることを祈っててください。


 あっ、そんなこんなでこのあと、6時3分より宇部さんのBのLが始まります。興味ある方はぜひ!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る