第746話 好きになれない予感

 今期のプリキュアが始まりましたね。今回は『トロピカルージュ プリキュア』ですって。


 もうね、タイトルが発表された瞬間から予感はしてた。


 これ絶対私は好きになれないやつだな、と。


 夏! トロピカル! 太陽! 元気!


 どれもが私と真逆!! すがすがしいほど相容れない!


 そんで始まったわけですけど、いやぁもう熱い熱い。主人公元気いっぱいよ。もう眩しい、闇属性のおばちゃんには眩しすぎる。


 大してプリキュアを見てるわけじゃないので、たぶん一部のプリキュアからのイメージなんですけど、主人公のキャラって、


・とにかく元気いっぱい

・ごく普通

・成績優秀な優等生、あるいはおとなしめ


 大まかにこんな感じかなって思うんですよね。

 とはいえ、「私、○○! ごくごく普通な中学二年生★」とか言いつつ、ちゃっかりプリキュアに選ばれちゃう時点で普通でも何でもないわけですけど。


 で、前回のプリキュアは良かったんですよ。主人公が元(いまも?)病弱っていう設定で、でもだからこそ弱ってる人を助けたい! みたいなのが胸を打ったんですよ。私のね。主に私の胸をね!


 ところが今回はもう元気印でですね。前の前のスタートゥィンクルプリキュアと同じ匂いがプンプンするんですよ。私このスタートゥィンクルの方もどうしても好きになれなくて。


 お前の好みなんて知らねぇよって話なんですけど、いや、財布握ってんのはコッチなんだぜ? っていうね。

 

 まぁどうせ日曜日もお仕事なので見ないから良いんですけど(笑)


 キャラクターの幅を広げるためにもですね、毛嫌いせずにこういう元気丸出しキャラもじっくり観察した方が良いんでしょうけどね。

 いや、宇部作品でこんな頭の中トロピカルなキャラが出て来たら完全に癖の強すぎるエキストラか当て馬ですよ。主人公だとしても絶対に短編でろくでもないエンド迎えるパターンですよ。まったく嫌な作者ですよ。


 やっぱりね、私としてはですよ、どこかに暗い影を落としておきたいんですよ。何かしらの重たい過去を背負わせたいんですよ。父も母も妹も殺された上で改造手術を施されてほしいんですよ。悲しみを背負いつつ、復讐の鬼として立ち上がって――、いや、そこまでじゃなくても良いんですけど。


 ほんわか系の主人公はまだ良いんですけどね、常にキャーキャーワーワーしてる文化祭準備中のカースト上位女子みたいなノリが苦手なんですよね。


 それでも娘と息子はいまのところ楽しんで見ているようなので、母は生暖かい目で見守ることにします。


 しかし、『トロピカルージュ』って、この世界には冬が訪れないんだろうか。冬もトロピカるんだろうか。


 あと、第1話で主人公が大量の服をトランクに詰めて島から母親のいる都会へ(都会の中学校に進学する)行くんですけど、この手の話って、登場キャラの服ってだいたい固定なんですよね。あの大量の服はちゃんと着るんだろうか、毎回違う服なんだろうか、という点がいまのところ気になっています。

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