第213話 ブルックリンの謎

 皆さん、流行に乗れてますか?

 私は乗れていません。

 

 リズムがほぼ決まっている大縄跳びさえ、あの流れに乗って「はいっ」って入れない私ですよ? それなのに目まぐるしく変わる流行に乗れるわけもないんですよ。もうまったく目まぐるしい。メイクの色がどうだとか、前髪はどうするとか、シャツの裾はちょっとだけインするとかしないとかね。バッグはデカいのが良かったり、かと思えば、スマホも入るようなでっかい財布にベルトを着けてそれだけで出掛けるのが良かったり。抜け感とか、謎の言葉もありますよね。


 もうこの年になると面倒なので、自分が一番楽な恰好で、一番楽なバッグを持って出歩くようになりました。ああ、こうやっておばさんは作られていくんだなぁと思いつつ。


 最も流行りに敏感であったであろう学生の時分から、ファッション雑誌なんていうものもほとんど読まないタイプでした。実家は田舎なので、逆に流行りの最先端をいくと浮きまくっちゃったりもするわけでして。ある意味おしゃれ女子に厳しい土地ですよ、まったく。オフショルダーなんて着た日にゃ、アラァー、肩なんか出しちゃってどうしたのー?! って突っ込まれます。

 なので、大学で札幌(大都会)に出て、やべぇ! と慌てて雑誌を読むように――まぁ、美容院でですけど――なったわけです。


 で、いま住んでるところも田舎ですし、もうアラフォーのおばちゃんだし、ってなれば、別にもう流行を追っかけなくても良いかなって。


 そんな私が流行を知る場所っていうのがあります。といっても、ファッションというよりはインテリアとか小物関係ですけど。


 行きつけのショップ、100均です。


 モロッカン柄とかね、モロッコの伝統的民族模様らしいんですけど、これがまぁ可愛い可愛い。タイルの柄のマスキングテープとかね、何に使うんだって思いつつもつい買ってしまったりして。


 で、謎なのが、ブルックリン柄。

 いや、さすがにこの『無知無知の実の無知人間』である私でも、ブルックリンというのが地名だってことくらいはわかります。逆に言うと、それしかわかりませんけど。

 いやごめんなさい。もういっそぶっちゃけちゃいますけど、何なら、そういやどこの国? って思ったりしてましたから。慌てて調べましたから。へー、アメリカなんだー、ってアホ面でパソコン画面見つめてましたから。


 何かね、最近色んな所で見かけるんですよ、この『ブルックリン柄』。

 モノトーンな感じで、英字がわーって書いてある感じ(語彙力仕事しろ)。


 外国にはタイにしか行ったことがない(しかも2泊3日とか)んですけど、もうこの柄を見ただけで、そのブルックリンがどのような場所か、浮かんできますよね。


 そう、つまり、ブルックリンは、全体的にモノトーンで、英字がたくさんある、という場所!

 いや、外国なんだし、英字はブルックリンに限定しなくて良いのでは?


 じゃあもうひたすらモノトーンだ、ブルックリンは。もうわかった、ブルックリンはそういうところなんだな。


 そんなわけない。

 ちゃんとネットで調べたら、何か良い感じの(語彙力!)ところでした。

 

 ということで、皆行こうぜ、レッツ・ブルックリン!(そろそろ語彙力のなさと無知っぷりが恥ずかしくなってきたので雑に〆る)


 

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