第62話 殻を剥くのか否か
今日はもう本格的に読者様を置いてきぼりにしますから。最初に言っておかないとね、心の準備もあるでしょうし。だから、保険として、2話あげようかなとかね、小狡いことを考えたりとかして。
だってね、今日は特撮も特撮。ウルトラマンの怪獣のお話なんです。わかる人だけカモンジョイナス!
なんて前振りで何をしゃべる(書く)か、ってことなんですけど。たぶん、何だかんだ言って心優しき皆さんは読むだけ読んでくださると思うんですけど。
あのね、ツインテールのお話なんです。
髪型じゃないよ、怪獣の方。宇部家で『ツインテール』って言ったら、女児向けヘアスタイルじゃないから。怪獣だから。食べると海老みたいな味がすることで有名なツインテールの方だから。
そう、その『海老みたいな味がする』って話なんです。
さて、昭和特撮、怪獣が大好きな我が息子、もちろん家にはツインテールのフィギュアもあるわけです。帰ってきたウルトラマンに登場するツインテール、もちろん息子も大好き。名前の通りの2本の尻尾が大変斬新で愛らしい。
昨夜のことです。
子ども達を寝かせ、ここからは大人の時間(お菓子食べながら録画番組見る)だという時にですね、テーブルの上にツインテールがいたのです。ふと、旦那に問いかけますよね。
宇部「ツインテールってさ、海老の味がするんだよね」
旦那「そうだね」
もちろんここで「え? 髪が海老?」なんて返しをする人は偽物です。何かしらの侵略宇宙人が化けています。目の前にいる伴侶が本物かどうかの確認も、宇部家では定期的に行われるのです。
宇部「その場合って、殻は剥くのかな。剥いた味なのかな」
旦那「そりゃ剥くでしょ。海老なんだから」
宇部「やっぱ剥くのか」
旦那「そうそう。それで、熱風みたいな息をハァァァァって吐いて、油を使わずにカラッと」
宇部「おいおいヘルシーかよ。……待って。冷静に考えたら、こいつの天敵、グドンだったわ。両手が鞭なんだから、殻剥けるわけないし、グドンにそんな能力もないわ」
旦那「……生食だな」
宇部「……生食だね」
まぁ確かに劇中でも生食でしたわ。
結論、生食。
だから、お刺身の味なのかな。ナマモノ食べないから知らないけど。しかも殻つきの。それは刺身とは言わない。
よく、夫婦の会話が減ったとか、内容が子どものことばかりで、それ以外に話題がないとか言うじゃないですか。
宇部家はね、あります。主に特撮とアニメ、漫画の話ですけどね。
今回はツインテールでした!
ちょっと宇部さん、何言ってるかわかんないって? いやいや、あなたこのエッセイちゃんと読んだ? 読みました? むしろこれが私でしょう。
宇部のことは嫌いでも、ツインテール(怪獣)のことは嫌いにならないでくださいっ!
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