微妙さ・不思議さ・違和感
表現する対象が微妙なので正しく伝えられるか自信がない、という感情を表現するための技法。逆に言えばその微妙な感覚をなんとか伝えたいということであり、物語にとって重要な物事を表現しているということだ。
1. 同じ事物を何回か表現しなおす。(p417)「神聖な森、禁制の地にヒトのための道など用意されているはずもなかった。低木の生い茂るケモノ道を少しずつ奥へと進む。というよりは緑の渦の中心にゆっくりと飲み込まれてゆく、というのが感覚的に正しかった」
2. いくつかの選択肢を提示するが、どれかを選ぶことはない。(p420)「森の中心の開けた場所には黒い石柱があった。黒曜石の力強さ、あるいは黒翡翠の幽玄さ、両方を兼ね備えているような、どちらとも違うような、不思議な感じの石柱だった」
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