第239話 本との出会いと別れ
僕の生活圏では、普通の本屋と古本屋、
一軒ずつ程度しかありません。
で、普通の本屋の方で、
どうにかこうにか新刊本の様子をチェックする。
その書店がマイナーな、
これから売っていく海外小説を、
店頭に挑戦的に並べてきます。
それを見て、僕は、なるほどな、などと思いつつ、
買わないわけです。
で、そのまま店頭から消える。
それからしばらく経つと、その本が古本屋に出現します。
今度こそ、強い気持ちで押さえます。
この変な循環は、確実ではないものの、
かなりありがたいシステムです。
経済も回るし、一石二鳥。
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