第73話 走り始めた頃

物語を書くようになって、十五年ほどです。

思い返してみると、最初はとにかく、なんでも書けた。

アイデアがどんどん出たのもありますが、

何よりも自由だった。

こうしたら良いとかああしたら良いとか、

そういうことは考えず、好きなように書けた気がします。

今は起承転結とか、キャラを立てるとか、お色気シーンとか、ジョークとか、

とにかく考えることが多すぎる。

そういうのが面白い物語に必要なのですが、

逆に束縛されてる気がします。

その束縛を逃れるために、こうして何の実もない、

適当な文章を書いてるわけですが(^◇^;)

十五年前に戻りたいな、と最近、思います。

いやはや、思えば遠くへ来たものだ。




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