第2話 初めてなのねェ~💕💕

《ウッフフ……》

 小悪魔は甘い吐息をボクの頬に吹きかけ、妖艶に微笑んだ。

《どうしたの? ルー!

 こんなに震えちゃって……》

 可愛い顔をしているクセに、SMの女王様のような口振りだ。


「いや、だ、だ、だって……」

 汗が滲むほど暑いのに、身体じゅうが小刻みに震えていた。


《フフ…初めてなのね……!?

 大丈夫💕 痛くしないから……》


「いやいや…、そ、そういう事じゃなくッて……」

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