第2話 前を向いて
それから半年が経った頃
私は24年間過ごした地元を離れることを決めた
人混みは苦手だから
車で一時間半位の場所だけど
ひとりで生きて行こうと決めた
仕事に決めたのは
自分自身も綺麗になれる業界
必死に研修を受けて
休みの日は彼を思いながら
勉強した
日に日に変わる自分に自信が持てて
彼の分まで生きようと努力した
でも、ひとりでいるって辛いことで
逃げてしまったんだ
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