第2話
えっと...
今日はオレと先代の親方との馴れ初めみてぇなもんを話してみたいと思ってるっす。
あれは確か、ココに入ってまだ一年くらいの頃、オレは先代親方の家に住み込みで働いてたんすけども、ある日仕事が終わって風呂に入ってた時に急に大和親方が風呂場ん中に入ってきたんすよ。
大和親方、建築組合の宴会で結構飲んできたらしくて、風呂場は親方の酒くせぇ息で満たされちまって、いたたまれねぇ雰囲気になっちまったんすよ。
で、オレ風呂から早いとこ出ようと思って 親方に
「親方、お先に失礼します」
て言って出ようとしたんす。
「ちゃんと体洗ったのかぁ?颯太。なんなら、ワシが洗ってやろうかぁ?」
とあっというまに、石鹸をタオルにつけて オレの体を洗い始めちゃったんすよ。
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