第2話 はよ出てや

すごすごと浴室に行きかけた十三の背中にウチは声をかける。


「はよ、出てな。次はウチが浴びんねんから」


振り向いた十三に、ウチは意味深な笑みを浮かべたった。


「意味、分かる?」


 途端に十三は浴室に飛び込んで行った。



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『肉食姫と純情くんの大和恋模様色絵巻』より

https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054885861564/episodes/1177354054885861582

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