第41話 朝
今朝は苦なく、6時に起きて色々ごそごそとしていた。
カーテンを開けても、外はまだ薄暗かった。
電器ストーブもつけた。
今年も飼い猫が電器ストーブに近づき過ぎて、身体の側面の毛が少しこげた。
実はこれ、毎年いつも注意して見ていても、必ず1回こげる。何か、そういう仕組みになってるのだろうか。
またこげるよ、毎年のことやで。と、猫の身体をストーブから少し遠ざける日々。日々の中で、うっかり私がする日が1日あるのだろうな。
反省。
憂うつもなく身体も重だるくなく起きれるのは最近はなく、今日はどうしたのだろう。
ふつうにすっと起きれるあの瞬間。できなかった体操ができるようになったかのようだった。
この病気関係なく、私は血圧が低い。
上が90あればいい感じと思う。80だと、なんかだるく、70だと起きてるのがしんどくなる。
去年の入院中、上が80の時が多く、よく看護師や医師に、低いねぇと言われた。
去年の入院時、早朝に血液検査をした日があった。
私はその時、食べるのも飲むものも日々少なかった。
だから、血が抜けなくて、何回も刺し直されているうちに、気が遠くなり意識が薄れ視界は白くなり、私は一時意識を失った。血圧が低下していたようで、看護師がバタバタしたり焦っているのは、感じていた。
しばらくすると目が覚めて、トイレに連れて行ってもらい、点滴をされた。
私は、首筋とおでこに大量の冷や汗をかき、看護師は汗をぬぐっていた。
水すら少ししか飲まないから、脱水にもなってこんなことになる、と厳しい看護師にくぎを刺された。
午前中は起き上がれなかったが、昼には私は自力で歩いていた。
小学校五、六年で、私は部活は陸上部だったが、朝練とか、夕方の練習でも、全力で走ると、後に脳貧血を起こし倒れたり、息切れを起こし出した時、中学でも好きなスポーツを続けることは、身体的に難しいことが、小学生でも自分の全身で感じとれていた。だから、私は大好きだった運動をもう小学生で諦めることを決めていた。激しいスポーツは止めようと思った。
こどもだったが、とても冷静に決めた。
そんなことを、今思い出した。
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