去来

暖かな陽だまりに包まれながら

流れてく時の中動き出すよ

始まりを告げる合図に

僕は応えられるのかな


どこまでも響き渡る産声をあげた

ここにいることを知らせた朝

母の愛に満たされながら

変わり始める僕の未来へと


刻まれた命を守るために

精一杯生き続けた

離れてく過去の場所を

見つけたあの日の夜

いつまでも変わらない

気持ちを胸に秘めてるよ


緩やかな坂道を駆け抜けた

あの頃の僕はまだ気づかなかった

目の前に映る姿を

追いかけては見失ってること


ささやかな願い事乗せながら

刹那に揺れる感動を空に描くよ

あの時言うはずだった言葉

僕は今も塞いでしまうのかな


信じた道を進むことが

僕には必要だった

失われた思いの強さだけ

生まれた闇の世界

雲の隙間から垣間見える

光が救ってくれたから


微かな叫びを届けにいった

当たり前の事が出来なかった

悔しい気持ちを胸に秘めていた

誰もが持ってる感情に涙が溢れた


刻まれた命を守るために

精一杯生き続けた

離れてく過去の場所を

振り返らず歩いた

信じた道を進むことが

僕には必要だった

昨日から見えた明日は

眩しく輝いていた


大地には春の息吹を感じる新芽

暖かな気候からまた始まるよ

すれ違った2人の横顔

これから起こる未来への奇蹟

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る