メンタル

 怒涛の爆撃を受け、敵の体は煙に包まれて見えなくなった。


「やったか……?」


 しかし、煙が晴れても男は余裕の笑みで立っていた。


「あれだけの攻撃を受けて、びくともしないなんて……。こいつ、まさか……。痛みを感じないのか!?」


「くくく、残念だがハズレだ。俺はな……」


 男は不敵に言い放った。


「こう見えてすごく我慢をしています!」

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