読み歩いてみて
自主企画に参加して、最近は作品を読んでいる。
企画に参加してる作品全部を頑張って読んでコメントを書くぞ、と意気込んでみて思った。
「この作品はこういう話です」とわかりやすく最初に書いてくれていると、読むのに大いに助かるのに、と。
下読みの人が作品を読むときは最初に粗筋を読む、と聞いたことがある。
どんな作品で登場人物は誰それで、ミステリなら犯人は誰でどんなトリックか、それらを読んでから作品を読むそうな。
たくさんの投稿作品があるから、粗筋を読んで面白くないと作品もおもしろくないにちがいない、とふるいにかけるとか。
面白さより、どんな作品か知ることが大切なのだろう。
これから読む話がどんな作品なのか、はじめからわかっていると読みやすい。体験してよくわかった。
最近、どうも小説が読めないのは、作品内容がわからないからと思っていた。
舞台や歌舞伎は、同じ演目を何度も繰り返している。
見に来る人はすでに話を知っている。
そこで見るのは、演じる役者の演技。
スポーツは、結果がわかっているといい。
すでに結果が出ているものは、先にニュースをチェックする。
緊張と興奮、筋書きのないドラマなど求めていないのだ。
相撲は勝敗が早く決まるため、まだ見れる。
それでもやはり土俵の上よりも、観客席に目が行く。
あの人今日も来てる、今日はあのピンクの人が、眼鏡のおじさんが、クリニックの人がいる、と探すのが楽しみでもある。
ドラマや時代劇の再放送が見れるのは、話を知っているから。
前回見たときに気づかなかったことや、いまは亡き俳優の姿を懐かしく見る。
あるいは、この頃は若かったとか演技が拙いとか、誰それさんの子供だったよねとか。
作品とは関係ないところに目を向けて楽しむ。
ドラマに限らず、世の中は言い返しやり返し繰り返しである。
オリジナルといいながら、この展開は昔何処かでみたことがあるのは必定。
どの作品も、何かのテンプレなのだ。
過去作品を、気づかれないようにちょっとずつ手を加えて差異を作っている。
作品を見る人は、コレクターと同じ。
色違いや形状、細かな差異により、他とは違うから価値が生まれる。
ほんの少しの違いが大切なのだ。
読んでもらうには、粗筋に力を入れたほうがいいかもしれない
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