k-70

 昼過ぎ、飯を食っていたら、あのアホ貴族が冒険者を20人ほど連れてやってきた。またかよ……。また、偉そうに馬の上で踏ん反り返っていらっしゃる。


 幸いなことにジュノとマルゴはいなかった。ほっとする俺。



「○×▲◆~~▽! 」



 何か言っているが、なんとなく意味はわかる。しかし俺は学んだのだ。


 俺は申し訳なさそうな表情を作り、ランカスタ語でゴメンナサイと言いながら土下座した後、再度ゴメンナサイと言いながら金貨5枚を懐から出した。


 アホ貴族がちょっと不服そうな顔をしたので、もう5枚追加で出した。


 とたんに上機嫌になった様子のアホ貴族。同じ手に引っかかるのかい! と心の中で突っ込んだ。アホ貴族は冒険者達を連れて、森の方へ立ち去って行ったのだった。


 アッシュを抱っこしながら、彼らを見送っている俺の頭の中では、なぜか『ドナドナ』が無限リピートで再生されていた。アッシュがもの悲しげにクーンと鳴いた。


 南無阿弥陀仏。せめて生きて帰ってきてくれ。



 アホらし。どうでも良くなった俺は、昼食の残りを食い始めたのだった。


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 みなさんこんにちは! ここまでお読み頂きありがとうございます🐔


 本作はニコニコ漫画様CW様で漫画を月刊連載してまして、1話と最新話を無料で読むことができますのでそちらもよろしくです。ニコニコ漫画様スマホアプリの弾幕コメント機能面白いと思います。


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 小説のイラストはあのモンスターハンター準公式イラストレーターの布施龍太先生、コミカライズはアニメ化作品ARIAなどに携わった五條さやか先生が担当されております。


 作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、☆、♡、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします🐉 書籍、コミック、ニコニコ漫画様・コミックウォーカー様での連載も宜しくです🐕

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