k-60
風呂の残り湯でも用途はある。洗濯や、植物への水やりに使えるのである。
流石にロシナンテ(馬)と鶏には、雨水やウォーターダガーの飲料水を与えている。
また、俺はサラサの商店で紙と綴りひも、羽ペン、インクを購入し、図鑑を作ることにした。
具体的には鑑定した、モンスターの絵と特徴、鑑定結果、素材の使い道。採集した植物や鉱石の絵と鑑定結果を。さらには、習得したスキルの使い道、ポーションや毒のレシピなども書き綴った。鑑定結果についてはランカスタ語を併記した。
町へ行くとき、この『図鑑』を持ち歩けば何かと便利だろう。
◇◇◇
ヘルハウンドの火袋を乾燥させたものを、火炎石と混ぜてみたところ、【猛炎の粉:強い火属性の魔力をもつ粉】という鑑定結果が出た。
ヘルハウンドの爪を鑑定してみると、【ヘルハウンドの爪:金属の精錬に用いることで金属の強化が可能】と出た。
早速、俺は鍛冶小屋にこもり、銑鉄のインゴットを熱して剣にする際、ヘルハウンドの爪を加えてみた。
【ヘルハウンドソード:ヘルハウンドの爪による金属強化が施された剣。銑鉄製】と出た。
猛炎の粉とフェムト研磨石でヘルハウンドソードを研磨すると、火炎石で研磨したときよりも、より強く赤く発光した。
【ヘルファイアソード:中位の魔力を秘めた火属性の剣】と出た。
また、そろそろスモールシールドが使いすぎでボロボロになってきており、メンテナンスでは限界の状態だった。そこで、銑鉄とヘルハウンドの爪を使い盾を作り、マーマンの鱗で火耐性も付与した。
【ヘルハウンドバックラー:ヘルハウンドの爪による金属強化が施された盾。銑鉄製。火耐性+】
『個体名:奥田圭吾は器用さが30→31となりました。鍛冶Lv6を取得しました』
鍛冶小屋を出た俺は、試しに訓練場でヘルファイアソードの素振りしてみた。
剣の刀身が燃え、火炎が結構な勢いで噴射。木の的が炭化した。
これは剥き出しにしておくと危ないと思い、改めて余った銑鉄のインゴットで鞘を作成。
マーマンの鱗を用いて鞘に水属性を付与。ヘルファイアソードの鞘にしたのだった。
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みなさんこんにちは! ここまでお読み頂きありがとうございます🐔
本作はニコニコ漫画様CW様で漫画を月刊連載してまして、1話と最新話を無料で読むことができますのでそちらもよろしくです。ニコニコ漫画様スマホアプリの弾幕コメント機能面白いと思います。
また本作のコミック1〜4巻、小説書籍版1〜4巻がKADOKAWA様(ドラゴンコミックスエイジ様、ドラゴンノベルス様)より全国書店にて発売中です。カクヨム版とは異なる内容となってますので、気になった方はそちらも是非読んでみてください。
小説のイラストはあのモンスターハンター準公式イラストレーターの布施龍太先生、コミカライズはアニメ化作品ARIAなどに携わった五條さやか先生が担当されております。
作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、☆、♡、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします🐉 書籍、コミック、ニコニコ漫画様・コミックウォーカー様での連載も宜しくです🐕
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