k-50

 今日は今日とて朝日は昇る。


 俺はふあとアクビをしながら、桶に入った水で顔を洗う。冷たくて思考がシャキっとしてくる。


 アッシュもくるくるとまわり、まんまちょーだいとアピールしている。


 いつもの朝だ。先に動物の世話を。そして、軽く体操して腱を伸ばしたあと、木刀での素振り、弓の練習。そのあと、干し肉エッグとパン、イレーヌ薬草を煎じたお茶で朝食だ。


 イレーヌ薬草のお茶は訓練で消費した体力も回復するので非常に気に入っている。


 さてさて、今日は何をしようか。そうだ。久しぶりに風呂を沸かそう。


 今日の予定が決まった。川へ水を汲みに行き、風呂を沸かす。あとは水を貯める四角い浴槽をもうひとつ作りたかったので、劣鉄を仕入れにマルゴのところに行こうと思う。風呂に使った水を洗濯につかったり、作物の水やりに使ったりと綺麗に貯める容器が欲しかったのである。


 風呂を沸かすとマルゴに言ったら、風呂と酒目当てにやってきそうだなと苦笑する。


 こんな感じで今日したいことを決めて実行に移す。俺は本当に気ままな生活を送っている。


─────────────────────────────────────

            あとがき


 ここまで読んで頂きありがとうございます!


 本作のコミック1〜6巻、小説書籍版1〜4巻がKADOKAWA様(ドラゴンコミックスエイジ様、ドラゴンノベルス様)より全国書店、電子書籍にて発売中です。カクヨム版とは異なる内容となってますのでそちらも是非読んでみてください!


・小説1巻(KADOKAWA、ドラゴンノベルス刊)

https://kakuyomu.jp/publication/entry/2020013101

・コミック1巻(KADOKAWA、ドラゴンコミックスエイジ刊)

https://kakuyomu.jp/publication/entry/2021082601


 よろしければ、作品のフォロー、★レビュー、応援コメント、♥いいねなどよろしくお願い致します♪


 他にも、


シャーデンフロイデ 〜神様の前でボケた俺は、真に受けた神様にパンツ(魔道具)に転生させられる〜

https://kakuyomu.jp/works/16818023213918267462

※更新中


 なども執筆しておりますので、そちらも応援頂けると幸いです。


 〜あらすじ〜

 自虐ネタでピエロを演じることでクラスメイトの「シャーデンフロイデ」(他人の不幸を蜜の味と感じる気持ち)を喚起して学生生活を乗り切るスクールカースト底辺の男子高校生・馬場巨人(ばば つよし)は、ある日交通事故に遭う。神様の勘違いもあって魔道具(パンツ)として廃墟で眠る美少女アルシアの枕元に異世界転生してしまう。神様からもう一度人間に戻るには、魔道具として徳を積む必要があると告げられる。目覚めたアルシアに勘違いされあわや大惨事になるところだった馬場は、どうにかアルシアの腕にシュシュ(魔道具)として装備されることに成功。馬場は魔道具としてアルシアを助けることを決意する。


 アルシアは王族に保護され目をかけられていることで「シャーデンフロイデ」とは真逆の感情である「嫉妬」(=シャーデンフロイデ・インバース)の対象となり、冒険者としてパーティも組めず極貧生活を余儀なくされていた。その結果、現在野盗に襲われても文句の言えないような廃墟で野宿するハメになっていた。


 とりあえずお腹を空かせたアルシアのために、食料でもとってきます。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る