書きたかったもの。旅のおはなし。
長らく純文学(っぽいもの。なお自称)を書いていた時期も長かったけど、あれはいわば青春少女期のうかされた微熱とでもいったもので、たぶん私はほんとうはずっと、「旅」が書きたかったんだと思う。
それこそ西洋ファンタジーやハイファンタジーにもよくある。よくありがちで、泣いてしまうほど好きな展開。物語。
つまり、ご一行さまが、世界じゅうを旅してめぐる。いろんな街や場所に立ち寄って、いろんなひとや事件や感情と出会って、また次のところへ行く。
彼らには、かならず終着点がある。
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