　万年一回戦負けのチームに、問題児の一年生が入部しました。

　口だけは達者な一年生があまりにも五月蠅い為、練習試合を組むことになりました。

　県ベスト８に常に残る『古豪』の異名で呼ばれる強豪校との練習試合を組めたのですが、その理由は問題児の一年生との因縁があるからのようでした。

　結果的に強豪校との試合には負けましたが、新たな発見や成長に繋がり、万年一回戦負けのチームにとっては大きな飛躍の一歩となりました。

　その中で問題児の一年生がやったことは、相手チームから盗みを何度も働いたことでした。

　チームの言葉を無視した行動に批難の声も上がりましたが、それによって犯罪に問われることはありませんでした。

　むしろ、褒めたたえる人もいたほどです。

　問題です。

　なぜ、問題児の一年生は犯罪者にならなかったのでしょう？

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい