第9問 三姉妹殺人事件《問題》

 とあるお金持ちの屋敷に、両親と三人の娘がいました。

 娘達はとても美しいのですが、全員性格がひねくれていました。

 ある日、娘たちの両親が何者かに殺されました。

 しかし、三人の娘は誰も悲しみませんでした。

 彼女達は両親が死んだあと、警察の取り調べでこのように言いました。


 長女

「やった、あのウザい両親がようやく死んでくれた! これでようやくブランド物のバックを買ってもお小言いわれなくてすむ! ラッキー! ああ、そうだ、彼氏にも色々買ってあげなきゃ!」


 次女

「これって遺産どうなるんですか? 私にもちゃんと入りますよね。まさか、長女だけじゃないですよね? あんなにごますっていたのに、私にお金はいらないとかありえないですよね? 警察の人なら何か知ってません?」


 三女

「私、関係ないですよね? 長女か次女のどちらかが犯人に決まっていますよ。あの二人いつも両親の悪口ばっかり言ってたし。私は関係ありません。さっさと家に帰してください。あー、面倒くさいなー」


 両親はダイイングメッセージを残していた。

 血文字で姿を書いていたが、滲んでいたせいか意味が分からなかった。

 さて、犯人は長女、次女、三女の誰でしょう?


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る