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私が彼に出会った時、危険信号が流れた
こいつは 危ない 近づくな
頭の中で鳴り響く
彼は有名だった
端正な顔の持ち主だったから
彼が表れると 女の子たちはざわつき始める
しかし彼の魅力は 決して顔だけではない
雰囲気、オーラまでもが他の人とは違った
2人きりになると声のトーンが変わる
女性の扱い方もスマートだった
ただ、
ひたすらに適当だった
彼女ができて
幸せいっぱいかと思えば
いきなり プツリ ときる
別れるときはいつも彼から
女性関係は決して 尊敬できるものではなかった
でも彼には惹き込まれるものがあった
不思議と惹き込まれていくのだ
私は彼にそんな適当さがなければ
頭に危険信号が鳴り響かなければ
彼に、惹かれていたのかもしれない
そんな彼は いつも 不思議だった
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