草間奈由(乱舞な部活遍歴)

化学部・生物部・物理部・写真部・文芸部



 杏季が文化部の文系部の総まとめ役ならば、奈由は理系文化部の総大将。

 地学部以外の三つの科学系部で部長を務めていた。そのため理科教師にはつてが多い。


 因みに地学部に入らなかったのは奈由の興味の対象外だったから。

 「実験室でフラスコをいじれない上、顕微鏡も使わなければ解剖すらできない学問に興味はない」らしい。

 代わりに杏季が地学部員なので、どちらにせよ音楽系以外の文化部は二人にほぼ網羅されている。


 力を入れているのは専ら化学部で、生物部はプラナリアやミドリムシを愛でることに終始しているらしい。

 物理部は他に部員がいないため、時々杏季を捕まえて物理で遊んでいる。



 科学系部もさることながら、写真部も幽霊部員として活躍していた。

(会合には出ないが作品は出す、という意味合いで。)

 「いつの間にこんなの撮ったん だよ」と毎回生徒を(怖れ)おののかせてやまない写真の数々を新聞部に横流ししているのは奈由。

 その見返りとしていつも定期的にチョコを貢がせているらし いが、真偽の程は確かではない。

 世の中知らなくていいこともある。


 何回かコンクールで賞を取ったことあり。

 カメラを持つ奈由は人格が変わり、ありとあらゆるものを被写体にすべく立ち回るので注意が必要である。しかも基本「影からこっそり」なので、いつ彼女に狙われるか気が抜けない。

 過去数回、潤や杏季は被害に遭っている。




 文芸部は、一年生の時同じクラスだった杏季に勧誘され続け、ついには根負けし(洗脳されて)入部。

 書くジャンルは主にギャグだが、二次創作 での恋愛モノは潤がやられてしまうほどである。甘い。

 他にはほわほわした独特の雰囲気を醸し出す異国ファンタジーなどが多い。

 二次元での奈由は人格が(以 下略)。

 文芸部のストッパーになりそうで結局ならなかった。



 部活ではないが、授業であまり使用しないのをいいことに生物実験室の部室の一角をテリトリーにガーデニングにいそしんでいる。

 先生はもはや注意しない。

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