【おすすめ】シングルモルト余市【ジャパニーズ】
今回はフロンティアが美味しかったので棚から引っ張り出したコチラを紹介です!
シングルモルト余市
ニッカの余市蒸留所のシングルモルト、余市のレギュラーボトルです。
石炭直火蒸留が特徴的なジャパニーズシングルモルトです。アルコール度数は45%です。
ネタには事欠かない銘柄ですが、さっそくその味わいに迫りましょう! 美味しいので!
〇ストレート
赤りんご系の甘さとモルト、その奥に今も静かに燃える薪を想わせる香りです。ホームページの情報を見た後だとキャンべルタウン系の甘さを伴った塩気のニュアンス、ところどころにシェリー樽系の甘さとビターさも感じます。
味わいは初めにスコッチ系の生っぽいモルト、瑞々しいりんごの一齧り、ほろりと崩れる砂糖菓子、熱くないが舌の根からじんわり温まるスパイスと再びのモルト。
余韻に熾火のような煙さが現れます。
〇加水
香りは大人しくなりましたが甘さとモルトの香ばしさ、短い黒胡椒と柔らかい煙さが良バランスです。
味わいはドライアップルとシリアル、そこにスパイス(ナツメグとシナモン、ペッパーを混ぜた感じ)といった印象で後半からそこに静かに座るように煙が現れます。
余韻は微かな煙さとモルト、果肉っぽい甘味が残ります。
〇ロック
香りは甘さが落ち着き、塩気と確かなモルト、甘さに寄り添うような煙さを感じます。時間経過で氷が解けてくるとマンゴーのようなケミカルな雰囲気の甘さのあるフルーツのようなニュアンスも現れる気がします。
味わいは初めにりんごとケミカルなフルーツ(マンゴー? パパイヤ?)の甘味、そこから広がるモルト、そこからシェリー系の上品なビターさが続きます。その奥に砂糖のような甘さもある気がします。
後半から余韻にかけて焚火と爆ぜた薪を想わせるスモーキーさが現れます。
〇ハイボール
香りはもうもうと立ち込める煙とモルトが第一印象で青りんごの爽やかなフルーティーさもあり、複層的でセクシーな印象です。
口にすると飛び込んでくる柔らかな煙、モルトの香ばしさと瑞々しいりんご系の甘味が広がります。
これらの味わいは複層的でいてハッキリとしており余韻にもその印象が残ります。
温かく、香ばしく、瑞々しくべっとりしてはいないといったあまりハイボールに対して抱かないイメージの味わいですが複雑でいて飲み飽きない美味しい味わいです。
この子はあれですね、長身長髪の食いしん坊ガールですね。
髪は艶やかな黒髪、肌は白くお人形さんのようにプレーンで整った容姿をしていますが、長身で骨太な体格と明るい瞳がエネルギッシュです。
性格はのんびり屋で自分から動くことは多くありません。運動神経は並み以上ですが、闘争心を滾らせるタイプではないためです。
整った容姿から声をかけられることはあっても滅茶苦茶モテるわけではなく、そっち方面もガツガツしておりません。
しかし、食欲が旺盛で作るのも食べるのも大好きで食に関わるイベントごとでは張り切ります。
今日はオクトーバーフェストです。彼女は普段なら袖を通さないイベント向けの衣装を纏い、バスケットに食べ物を詰め込んでいます。
……その量を一人で食べるのでしょうか?
妄想が過ぎるぞっ‼
瑞々しいりんご感が特に特徴的だと思いました。しっかりしているけど強過ぎない煙さ、柔らかなモルト。嫌味のないソルトにシェリー、スパイス感といった複雑な要素がいい塩梅です。
シングルモルト余市
メーカー参考価格は7000円で、実売は8000円ほどでしょうか。
ノンエイジのシングルモルトと考えると割高感は否めないですが、唯一無二のテイストですので、何かの機会に試してみてはいかがでしょうか。
ニュアンスとお勧め点数はこんな感じです!
温度感:冷&温(氷で冷えると冷たい印象、それ以外は温かい)
湿度 :中
香り :濃
味わい:中~濃
重み :中
複雑さ:複
余韻 :中~長
世楽好み ☆☆☆☆☆☆
万人受け ☆☆☆~☆☆☆☆
コスパ ☆☆
合計 11~12点
擬人化イメージ
https://kakuyomu.jp/users/selark896/news/16818093087687549085
番外編として、フロンティアとのコラボレーションを試しました。
〇水割りに数滴垂らして
煙さとモルトが柔らかく乗ります。
甘くナッツの皮のようなビターさもあり美味しいです。
〇フロンティアハイボールへ数滴
香り味わい共にりんご系の香りと甘さ乗って食べ応えのあるウマウマハイボールになりました。
ニッカ フロンティア
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054887337556/episodes/16818093086174202791
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