本編

キルべガン【アイリッシュ】

 今回はいつかコメントで見かけたコチラを紹介です!


 キルべガン


 アイリッシュからキルべガン蒸留所のウイスキー、キルべガンです。

 1757年に創業したキルべガン蒸留所は世界最古の蒸留所とされています。一度は閉鎖した蒸留所ですが、現在はクーリー蒸留所が所有権を得て運営しているそうです。

 アイリッシュと言えば3回蒸留というイメージですが、こちらは2回蒸留とのことです。

 アルコール度数は40%で熟成はバーボン樽で最低4年熟成しているそうです。

 そして味わいはウイスキーの良い面と悪い面の両方を感じられる1本でした。



〇ストレート

 香りはバニラエッセンス的なバニラと少しの埃っぽさの背後にスパイーさとアルコール刺激を感じます。

 味わいはやや重たい酒質にアルコール刺激を感じますが、華やかなバニラと黒胡椒、短いながら甘さとモルトを感じます。余韻にアルコール刺激とスパイスとバニラを感じます。


〇加水

 香りはアルコール刺激と倉庫っぽさは和らぎますが、甘さとモルトとスパイス感も薄くなった印象です。

 味わいはバニラと黒胡椒系のスパイス、短めの甘味といった感じで、アルコール刺激が和らぎました。

 ストレートが厳しい場合は少しずつ加水量を増すといい感じではないでしょうか。


〇ロック

 香りは華やかさは大人しくなったもののバニラが印象的です。

 味わいはモルトとビターさが強めで、続いてシャープな甘さとスパイスがワッとやってきます。

 味わいは濃厚ながら、ピークが短くなったように


〇ハイボール

 香りはメロンやモルトの雰囲気を感じさせますが大人しい印象です。

 味わいは華やかなバニラと軽めの甘さとウッド由来のビターさが感じられます。

 この銘柄の良さが分かる飲み方ですがハイボール向きではないように思いました。


〇コークハイ

 バニラ香が特徴的なのでコークハイにチャレンジです!

 コーラの味わいの良さそのままに落ち着きのある甘いお酒に仕上がっています。

 ラムコークほど甘くなく、テーキラ割りよりも落ち着いた印象です。


〇お湯割り

 行ける気がしたのでお湯割りです! 美味しいです!

 香りはモルト感が増し、アルコール刺激もスパイス寄りになり嫌味がありません。

 味わいの方はモルトとバニラ、他の飲み方より濃厚な甘さを感じます。甘過ぎない程度にビターさもあり、嫌味がありません。

 全体的に嫌味がなく飲みやすいですね。 



 ちょっとアルコール刺激はありますが、華やかなバニラとモルトと柔らかい甘さが感じられるいぶし銀な魅力が光る味わいだと思います。

 個人的にはお湯割りが美味しかったです。


 キルべガン


 価格は2000円ほどです。品揃えについては大きめの酒屋なら置いてある印象です。

 ウイスキーという飲み物とほかのスピリッツとの違いが良くも悪くも感じられる銘柄だと思います。



 ニュアンスとお勧め点数はこんな感じです!


 温度感:冷&温

 香り :中

 味わい:中~濃

 重み :中~重

 複雑 :単~中

 余韻 :中


 世楽好み ☆☆☆

 万人受け ☆☆☆☆

 コスパ  ☆☆☆☆

 合計   11点

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