　ヒャッホー!

　見事に魔界を抜けましたっ！

　前回でこの企画のために用意したウイスキーはすべて紹介しました！

　今回は完走した感想などを述べつつ、世楽なりの低価格帯との付き合い方や購入の際に留意したいことなど綴っていきたいと思います。

■自分にはスピリッツ入りは合わない

　他国の基準を持ち出して偽物だ混ざり物だと貶す気はありませんが、やはり味わいが薄く一辺倒だったりふくよかさや奥行といったものが感じられませんでした。

　また、低価格で作れることはメリットですが味わいが薄い関係上、ぐいぐい進めたいのに内臓に重たい感じは飲みごたえとしても気持ちよくありませんでした。

■日本のウイスキー

　法的な基準が広い分、消費者としては曖昧な存在になりがちだと思います。

　名の知れたブランドでなければ味わいに対して保証というか指標になるものがなく有名ブランドでも原酒の産地は不明だったりします。

　スコッチも味わいの幅は広いですが、日本の場合だと有名ブランド以外では品質の目安が乏しく、3000円以下の買い物だと博打要素を回避できない気がします。

　日本のウイスキーブランドはおすすめがなかなか難しいです。

■低価格帯は飲む人を選ぶ

　これは日本のものに限ったことではありませんが、やはりある種の刺激や飲みにくさがあるものが多いので『無理！』となってしまうパターンが少なくないように思います。

　飲み慣れていたりアルコールに強い人はじっくりと腰を据えて刺激に隠された良さを味わう感じることをお楽しみいただけたらと思います。

■昔ながらのブランドにはそれなりの理由がある

　今回飲み進めるなかで昔からあるブランドには底力があるのだなと感じました。

　特にブラックニッカクリア辺りはスピリッツなしで価格も考慮すると、優等生だなと思いました。

　これ以外に40%未満の品でも、価格ありきながら魅力あるウイスキーがあることが分かったことは大きな収穫でした。

　お勧め点数を刷新したなかで自分の評価を再確認できました。

　今後のレビューがいまから楽しみですっ！

（つづく）

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