香燻【ジャパニーズ】

 今回紹介するのは凛を調べていく途中で散見されたウイスキーです。


 香燻


 名前は『こうくん』です。

 ウイスキーではあまりお目にかからないオエノングループからの刺客です。

 実は前2つと比べると入手には多少苦労しました。というのも、世楽の周囲においては今回購入したボトルよりも紙パックでの販売の方が多かったのです。結局マックスバリュで発見して購入に至りましたが。

 肝心な中身スペックですが、アルコール度数は37%でモルト、グレーン、スピリッツ(国内製造)です!(い・つ・も・の☆)

 こちらの香燻ですが、ボトルデザインに特徴があります。それはラベルが1枚なんですね。一般的にデザインメインの正面ラベルと原材料表記などがメインの裏ラベルの2枚あるいはそれ以上で構成されているのですが、香燻のラベルは正面のものに原材料表記も記載された非常に男らしいデザインとなっております。おまけに味わいに関する記載まであり『まろやかで芳醇な味わい。香り薫る風味は、ハイボールに最適です。』とのこと。

 秀逸なデザインであるかは置いていて工業的に製造するという観点では無駄のないデザインだと思います。

 さあ、ハイボールに最適な格安ウイスキーそのお味のほどは⁉

 プレイボール‼(やけくそ)


〇ストレート

 どこか甘い印象の香りで不快臭はありません。

 口にすると結構強めの甘さがありますが、苦味も強めです。煙さもあるようですがスピリッツの刺激と苦味も相まって感じ取りがたいですね。

 ハイボールに最適とあるだけあって、ストレートで飲むことは想定していないような味わいに感じました。


〇加水

 甘さがより感じ取りやすい雰囲気になったように感じました。

 ストレートで感じた嫌味が和らいだように感じますが、消えたわけではないので、甘味を楽しめるレベルには至っていない印象です。ただ、ストレートよりは飲みやすいです。


〇ロック

 香りは微かな甘味といった感じです。

 一番味わいが詰まっている印象で、甘味に締りがあります。しかし苦みも強く感じるので、駄目な人は駄目でしょうね。短く終わるので世楽はこちらの方がいいと感じました。


〇ハイボール

 煙さはあるけど、スモークソーセージ的な冷たく湿った印象の香りです。

 飲むと甘味とまろやかさがあります。余韻として多少の煙さもある気がします。

 しかしながら味わいの中間に感じるものが少なく、スピリッツ由来と思われる舌根に絡みつく苦さと刺激を感じます。

 これならやかんで濃いめに淹れた麦茶を強炭酸で割った方が香りも味も豊かなように思いました。



 んっ! んんぅ! あー、あーっ♪


― 以下引用 ―


見せかけの希望でも 救われたいんだろ この街だけは君を 裏切ったりはしないさ

必死で生きろ いつだってストーリーは 最後まで分からないもんだって 

決まってるだろう 生きるしかないのさ


(ストレイ/岸田教団&THE明星ロケッツ)


― 以上引用 ―


 この旅路の果てにリピートするようなお気に入りに出会えるのだろうか?



 甘さはあります。煙さも存在しています。

 どんな飲み方でもスピリッツの主張が激しいという印象に着地しました。


 香燻


 価格は700円ほどで容量は600ミリです。トップバリュで購入できましたし、紙パック版もあるので入手は比較的容易でしょう。

 個人的には前2つと比べてもどう捌けばいいものか、悩ましいです。


 お勧め点数はこんな感じです!


 世楽好み ☆

 万人受け ☆★

 コスパ  ☆☆☆☆☆☆★★

 合計   11点

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