へべれけアーカイブ～ウイスキースキィおっさんの感想と評価そして妄想～

【おすすめ】碧 Ao【ジャパニーズ】

　ドラッグストアでペイペイのポイントバックが熱かったので近所でハーフボトルを購入したこの子を紹介します！

　碧 Ao

　サントリーが手掛けるワールドウイスキー!　名前はあおです。

　世界5大ウイスキーのアイリッシュ、スコッチ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズの原酒をブレンドしたウイスキーです。5大ウイスキーをまるごとブレンドするというのは面白い構想ですね。

　名前の由来は世界を繋ぐ雄大な海の碧色だそうです。ボトル形状は独特でラベルも2面3面と側面を跨いで張り付けられていてお洒落な印象のデザインです。個人的には独自性や高級感を感じないもう一声なデザインかなと思いますが。

　さあ、旨いもん同士を掛け合わせるともっと旨いもんになるか否か。いざっ！

〇ストレート

　青リンゴ感のあるオイリーでスパイシーな香りがします。アルコール刺激はないので、確かめ続けると甘さも感じられます。

　口にすると鋭い甘さオイリーさと青さ、そこから駆け上がるようにスパイシーさが現れます。干すとアルコールの心地よい熱さと黒胡椒系のスパイス感がひりりと現れます。一口頂いてからグラスに口を近づけると香りの甘さと華やかさがより美味しそうに感じ取れます。更に口に含むとより甘さが洗練に感じ取れるようになります。

　次の一口が美味しい味わいですね。ちびりちびりと飽くことなく楽しめます。

〇加水

　オイリー感が大人しくなるからか青さがよりフレッシュに、甘さにハチミツ感が嗅ぎ取れるように変化が生まれます。

　味わいはストレートでは短く鋭い印象だった甘さが柔らかく伸びやかに感じます。穀物由来のふくよかさに続くスパイシーさは健在で、オイリーな印象が薄まったためかよりピリッと弾ける辛味は軽妙です。

　水割りは悪くないけど、良さを活かしきれてないように思いました。

〇ロック

　香りはウッディさが前面に現れ、穀物のまろやかさ香ばしさと青いフルーツ感とそれに寄り添うような甘さも感じられます。

　味わいは濃厚な甘さとスパイシーさに続くビター感。メロンのような甘く青いフルーティさとシルキーな舌触りも楽しめます。

　後味のキレは良いが心地よいスパイシーな余韻もあります。　

〇ハイボール

　香りはスコッチ由来らしき倉庫を想わせる煙さ木質に続きバーボンの華やかさとまろやかなバニラといった感じ。静かにいろんな香りが揺蕩っているといった印象。

　口にすると青リンゴの爽やかさとオイリーな舌触りが第一印象。それから煙さとピリリと舌に刺激が訪れ、黒胡椒系のスパイシーさが現れます。飲み干すと煙さが再度現われ、最後はスパイシーさが舌にじんわりと感じられます。何杯か口にしてから香りを確かめると青リンゴを感じられます。

　ゴクゴク飲むというよりは一口飲んでは余韻に浸りまた飲むというスタイルが合うと思います。甘さやモルト感は強くないので食中酒でもいい感じでしょう。

　ありそうでないテイストですが、なかなか美味しいです。

　この子はあれですね、自覚のあるちょっと傲慢な天才肌の娘さんですね。

　クセのある短い黒髪と鋭い瞳、ハーフであるため通年小麦肌な姿は野生のネコ科動物を想わせます。痩せ細っている訳ではありませんが骨格のラインがやや目立つため、身体つきはどこか少女を想わせる雰囲気があります。

　自身が手掛けている仕事や物事に没頭するタイプで、邪魔されることを嫌います。家庭環境は良好なので、このマイペース感は本人の資質であり、自覚はしているようです。それでも抑えが効かないあたり情熱と興味関心に突き動かされて止まない娘さんなのでしょう。

　頭が良いので、上からの評価は上々ですが同僚辺りは迷惑をこうむっています。

　やろうと思えばちゃんとしていられますが、興味がないためか、家も机もあまりきれいではありません。公私ともにサポートしてくれる人がいると色んなことが上手く回っていくタイプです。

　仲が深まるとわざと噛み痕を残していきます。それに対して『私の男なんだから、いいでしょ？　不満？』と挑戦的な笑みを浮かべ鎖骨を露わにして見せます。これを重いと感じるかじゃれ合いで済ませられるかで付き合い方が変わってきます。いいでしょう、毒を食らわば皿までです。丸ごと平らげるのです！

　妄想が過ぎるぞっ‼

　最大の特徴は黒胡椒系のスパイシーさで、青いフルーツ感とオイリーさも感じますが爽やかな印象です。飲み方で甘さ、穀物感、煙さの見え方が違ってくるのが面白いですね。

　ワールドウイスキーというカテゴリーですが、基本の印象はスコッチとジャパニーズでオイリーで飲みやすい所はアイリッシュあるいはジャパニーズ、ハイボールで見える華やかさやバニラ感にバーボンの気配、カナディアンはなんともといった印象でした。もっとも構成比率も分からないことにはなんとも言えませんが！(笑)

　碧 Ao

　価格はハーフボトルで2500円。フルボトルが5000円です。ハーフが350ミリ入りなのは地味に凄いですね。最近はドラッグストアでも見かけます。

　スパイシーさと青いフルーティーさが楽しめ、飲み応えがあり飲み飽きないテイストです。飲み方を選ばず美味しい所も素晴らしいですね。過去に紹介したサントリーの季と味わいのテイストは近いように思いますが、より万人受けがいいのではないでしょうか。

　ハーフはきっちり容量価格ともに半分なので気になる方は試してみてもいいのではないでしょうか？

　お勧め点数はこんな感じです！

　世楽好み　☆☆☆☆

　万人受け　☆☆☆☆★★

　コスパ　　☆☆☆

　合計　　　13点

　ちなみに季の紹介はコチラです！

　季

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16816700427437827876