第56話
マーズのスマートフォンにかかってきた通話、その相手は先ず赤い翼のロストナンバーの一人であると語った。
そしてその人間はエルフィーとマグラスがロストナンバーに捕まっていることを語った。
はじめ、そんなことは有り得ないと思っていたマーズは、その後に嫌でも信じたくなる写真が送られてきた。
「これがその写真だ……!」
マーズはそれをハリー騎士団のメンバーに見せた。それはエルフィーとマグラスの写真だった。
彼女たちが鎖で身動きが取れないようになっており、それを見てマーズは錯乱したのだ。
そしてそれを見せつけられたハリー騎士団のメンバーも信じがたいものだった。
「……彼らがそう簡単に捕まってしまうものなのか?」
「知らん。だが彼らは『新たなる夜明け』の中ではとても優秀であるということは聞いている。……そんな人間がそう簡単に捕まるのだろうか……」
「結論は出ているんじゃあないの、とっくに」
マーズの言葉に続けたのはエレンだった。
「……何を言いたいのかしら、エレン」
「何を言いたいのか……って、あなたにだって解りきったことでしょう? 彼らはスパイだったのよ。スパイとして潜り込み、リリーファーの技術を盗もうとした。そしてやることが無くなったか、盗む技術が無くなったかどうかは知らないが、最後にこのように使われた。……これが一番考えやすい推論に見えないかしら」
エレンの推論は至極筋が通ったものだった。
しかしそれでもマーズは――彼らを信じたかった。信じてみたかった。
「考えてもみれば解るはず。それは私にも言えることだけれど……たかが会って少ししか経っていないのに、『信じる』という行為にまで発展するのがおかしいのよ。もう少し慎重に考えてみたら? あなたは『騎士団長』なのでしょう?」
「確かに……エレンの言葉には一理ある。もう少し慎重に考える必要があるわね……。それに彼らは何の要求もしてこなかったし」
マーズが気になったのはそこだ。
どうして『ロストナンバー』と名乗った彼らはハリー騎士団に対して何も要求してこなかったのだろうか。
寧ろ要求するのであれば、エルフィーとマグラスではなく、マーズを捕まえればいいはずなのに、どうして彼らを捕まえたのだろうか。
「……ひとまず、だ。これ以上話しても結果が良くなるとは到底思えない。先ずは報告をする必要があるだろうな」
マーズはそう言って会議を半ば強制に終了させた。
それから数時間とも経たないうちに、マーズは王の間に辿り着いていた。
ラグストリアルはとても眠たげだったが、それでも服装を整えて玉座に腰をかけている。
「して、こんな夜に何の話だ」
眠たいからかいつものような口調ではなかったが、逆にマーズにとってそれは新鮮だった。
「実は調査を進めていたのですが……」
そして、マーズは先程彼女にあったことを事細かくラグストリアルに告げた。
それを聞いたラグストリアルははじめ何も言わず考え込んでいたが、暫くして口を開いた。
「……それは罠の可能性が高いな。きっと奴らの狙いは……マーズ・リッペンバー、きみだ」
「私が?」
「世界最強のリリーファーの起動従士であるタカト・オーノが幽閉中である今、ヴァリエイブル連合王国最強は君だ。多くの国や組織が狙っていても何ら不思議でない」
ラグストリアルはそこまで言って大きな欠伸を一つした。
国王に語っているのは、国を揺るがすかもしれない重大な事であるというのに……マーズはそう考えると小さくため息をついた。
「まぁ……どちらにしろ今から動くのは早計だ。何せ場所も解っちゃいない。場所が解っていないのに飛び込むのは非常に危険だ。事態をさらに悪化しかねないからな」
「存じ上げております」
マーズはそう言って丁寧に頭を下げた。
そしてマーズは王の間から姿を消した。
マーズが居なくなったのを見て、ラグストリアルはゆっくりと玉座から立ち上がった。玉座から立つと後ろにある扉へと向かった。
扉を開けるとそこは寝室だった。クローゼットの隣には小さい白いベッド――サブベッドがあった。サブベッドから少し離れたところに冷蔵庫があり、大きなベッドがあった。
窓からは月明かりが零れ、部屋を仄かに照らしている。
ラグストリアルはその景色を眺めながら、窓際にあるロッキングチェアに腰掛けた。
ラグストリアルはロッキングチェアに揺られながら、ここ暫くあったことを思い起こしていた。
ハリー騎士団が結成されて半年、その騎士団は新しく出来たばかりの新米騎士団らしからぬことが起きた。結成前にもあったが、結成後の方がその規模は巨大だっただろう。
「あの騎士団には……何かを呼び寄せる、そんな力でも備わっているのだろうか?」
その『何か』をラグストリアルは知っているはずなのに、敢えて『何か』でぼやかした。
それはきっと何らかの理由があるのだろうが、少なくとも今は語るべきでない。
とはいえ、もはやハリー騎士団はヴァリエイブル連合王国を代表する騎士団にまで成長した。唯一の難儀な点として挙げられるのは、『騎士団長が不在である』ということだろう。
ハリー騎士団の騎士団長は誰もが知る人間だ。何せ彼は幾度と無く注目を浴び続けてきたのだから。
しかし、彼は今居ない。半年前に起きたある出来事により、彼の存在自体が不安定になっているのだ。
「もし……彼が居ないことが他国に大々的に知れ渡っていたら……」
いや。
既に知れ渡っている。
にもかかわらず、どの国も攻め込もうとしないのが、恐ろしく不気味なのだ。
まるで、この後にある『何か』に身を潜めているかのように。
「不気味だ……あまりにも不気味過ぎる……」
ラグストリアルは呟く。
一国の王が不気味がるほど、今回の事態にはおかしな点があるということだ。
それがどういうことか、数を挙げればきりがないが、しかしこれだけははっきりと言うことが出来る。
今回の事件には赤い翼のような一テロ組織だけではなく、もっと大きな何かが関わっているのではないか――ということだ。
しかし、それについての証拠は上がっていない。
結果として、ラグストリアルが言っているそれはただの推論に過ぎないのであった。
◇◇◇
その頃。
法王庁自治領、その首都。
自由都市ユースティティアは周囲を高い塀で囲っている。その理由は至ってシンプル、人を無闇矢鱈に入れたり出したりしないためだ。
ユースティティアに住民登録している人間は『自由』の権利が与えられ、様々な事柄から解放される。その一つが『身分による分配』の法則だ。現在、ユースティティア(或いは法王庁自治領)以外では身分に応じて様々なものの分配割合が変更される。租税ならば、高い身分に応じて低い割合の租税を収める。社会サービスならば高い身分に応じて高い質のサービスを受けられる(分類にもよる。例えば最低限の生活を保証するために支払われる『低身分配付金』では名前の示す通り、低い身分の人間が受領出来る)。
これらがユースティティアでは撤廃されるのだ。租税は皆が平等に収め、賃金も皆が平等に受け取る。しかしながら、幾つかの問題があるために後者は若干バラツキがある。
とはいえ、ユースティティアは完全ではないものの、自由都市の名に値することが可能になっているのだ。
ユースティティアの中心に位置する法王庁は夜になるとその不気味さが増していた。元々法王庁の建物はコンクリートで覆われていて、その壁には隙間が一切存在しない。それを見ると、何も知らない人間はそれが『天まで突き刺すように伸びる高い壁』と錯覚させるのだ。
法王庁内部にある会議室では、四人の人間が話をしていた。夜も遅いからか、そのトーンも低めだ。
「……さて、それでは会議を始めよう。先ずは『ヘヴンズ・ゲート』の取扱についてだ」
人間の一人、部屋の一番奥に座っていた男がテーブルに置かれていた資料を眺めながら、そう言った。
「ヘヴンズ・ゲートは未だ大丈夫だろう? ここ暫くはうんともすんとも言わなかったはずだ」
「あぁ、そうだとも。だがな、『あれ』は我々の範疇をとっくに越えている代物だ。オーバーテクノロジーと言っても過言ではない。寧ろ『あれ』が存在していて優れたリリーファーが開発されていないのがおかしなくらいだ」
「実は高性能のリリーファーを隠しているという可能性は?」
「まぁないだろうな。ゼロと言っても構わないだろう」
「そりゃまた随分と大きく出たな。『ナイトメアカルテット』の力を買い被っているようだ」
一人が笑うと、その男の話は続いた。
「……私は確かに彼らのことを多少優秀であると思っている。だから重宝するのだ。それに関しては否定も肯定もしない」
「『ナイトメアカルテット』……法王|猊下(げいか)がいたく気に入っている、あの四人組はどうもいけすかん。|彼奴(きゃつ)らは我々の諜報活動には秀でているが、まさか我々を諜報しているのではあるまいな」
「メルデレーク卿ともあろう御方が何を仰るのですか」
メルデレーク、と言われた男はその発言を聞いて頭を下げる。
「……むむ、済まない。そんなことは有り得ないと思ってはいるのだが……」
「いいのですよ、メルデレーク卿。失敗は誰にだってあります。そしてそれは、謝罪すれば許されるのです」
「……さておき、議題を元に戻すとしよう。ヘヴンズ・ゲートの話題だったが……それがどうしたというのだ? 他のメンバーも言っていたが……、ここ暫くは何もなかったはずだろう?」
「早い話が、そういう場合では無くなったということだよ」
その言葉にメルデレーク含めるほかの三人が首を傾げる。
「どういうことだ。その口振りだと……」
もう、他の人間は薄々気が付いていた。
彼が何を報告するのか。そしてヘヴンズ・ゲートで今何が起きているのかということを、彼らはその頃には気付かされていた。
その様子を見て、男は小さく微笑むとテーブルにあるものを差し出した。
それは写真だった。古いカメラで撮影したものなのかは知らないが、ピントがぼやけていたり画質が粗かったりした。
その写真はあるものを映し出していた。それは森だった。もう少し詳細を述べるなら、森の中に小さな門があった。観音開きの、こじんまりとしたそれは開かれていた。
門の中は何もなかった。強いて言うならば、『無』が広がっていた。ただ、それだけだった。それだけのことだった。
にもかかわらず、その写真は会議室に居た人間全員が驚いた光景だった。なぜならば、その写真に写っていた門こそ、彼らが長らく話していた『ヘヴンズ・ゲート』なのだから。
「ヘヴンズ・ゲートが完全に開かれているではないか……!」
男は言った。
「これ以上の報告は上がっていないのか……!?」
メルデレークの言葉に、写真を提出した男は頷く。
「これ以上の被害はありません。ヘヴンズ・ゲート監視隊がゲートの異変に気付き、ゲートの封印を強めました。あくまでも応急措置にはなりますが」
「……御託はどうでもいい! つまり、ヘヴンズ・ゲートの向こうの世界から何かが出てくるような、そのような事態には陥っていないのだな?」
メルデレークは、まるでゲートの向こうの世界を知っている口振りだった。
そして、それに直ぐに気が付いたメルデレークは、わざとらしく大きく咳払いして話を取り繕った。
「ともかく、現時点で何も異常が無ければ問題あるまい」
「何が『異常は無い』だ。現にゲートが開放しているのだぞ!!」
あまりにも能天気なメルデレークの言葉に、他の人間は憤慨した。
しかし、それでもメルデレークは能天気に天井を眺めていたのだった。
この会議は、どの公式記録にも載ることなく、夜の|帳(とばり)の中に沈んでいった。
タカト・オーノは微睡みの中で目を覚ました。
そこは大きな木の根元だった。あたり一面には彼が見たこともないような花畑が広がっていて、タカトはそれを見て思わず笑ってしまうほどだった。
「……いったい、ここはどこだっていうんだ?」
タカトは立ち上がり、周りを見渡す。
しかし、周りにもその花畑が延々と広がっているだけで、特になにもなかった。
タカトはここが何の空間だか解らなかった。
強いて言うならば、ここは自分の生きていた世界とはまた別の世界だということを、証拠こそなかったが確信していた。
「なあ……誰かいるなら返事してくれよ……」
タカトはそう言って、ゆっくりと庭園を歩き始める。しかし、いくら歩いてもなにも出てこなかった。
『ここだよタカト』
そんな時だった。
彼を呼ぶ声がした。
その声はか細いものだったが、それでもタカトの心を直接揺さぶるような、そんなはっきりとした声だった。
いったいこの声は誰のものなのか。
そんなことは、彼が考えなくてもすぐ解ることだった。
「……エスティ、エスティなのか!?」
タカトは叫んで、その声のする方へと駆け出した。
走って、走って、走って、走り続けて、それでもなにも世界は変わらなかった。
「エスティ……エスティ……、お前はいったいどこに居るんだ?!」
『タカトくん、もっと、もっとこっちだよ。もっと、もっと、もっと、もっと、その先へ』
「もっと、か!」
走って、走って、走る。
エスティの声を聞いて、さらにタカトは走っていく。
それでもなにも景色が変わることはなかった。
『そうよ、タカト。さらに進むの……頑張って……その先へ……』
「もっと、もっと、もっと、もっと!」
走る、走る、走る、走る。
彼自身の命の炎を燃やすように。
彼女に会いたい、というただ一心で――タカトはその世界を走っていた。
もう彼女は死んでしまっているのに。
もう彼女の姿を見ることはできないというのに。
それでもタカトは諦めたくなかった。
それを考えると、タカト・オーノ――いや、大野崇人という人間は諦めが悪すぎる人間ということになろう。
しかし、それが人間というものだ。
人間というものは、案外そういうものを忘れられずに、諦められずに、そのままそれを追いかけてしまう傾向にあるものだ。
だからこそ、人間はそれを追いかける。そして、それを追い求める。
今のタカト・オーノもそれに漏れず、エスティ・パロングというひとりの女性を追いかけていた。
タカトは彼女が好きだったのだ。
だからタカトは彼女の声を聞いて、彼女に会いたい気持ちがタカトの心を支配してしまったから――彼女の声を求めることとしたのだ。
「エスティ……どこだ……どこにいるんだ……!」
タカトはそう叫んで、さらに大地を駆け出す。裸足だったからか、足の裏は汚れていた。さらに傷だらけで、その傷から血が滴り落ちていた。
『私はこっち……』
「どこだっ!!」
タカトは追いかける。
ただ、彼女の声のみを頼りにして。
その大地は間隔を空けて樹木が生えていた。その樹木の大きさも様々で、中には今から生えて大きな樹へと育つような若葉もある。
それを横目に、さらにタカトは駆けていく。
そしてタカトは漸くそこへ辿りついた。
そこはひときわ大きな木の根元だった。
「……なんだここは……木?」
『タカト……ここだよ……』
「エスティ、どこにいるんだ!」
タカトは叫んで、周りを見渡す。
そして、タカトはついにひとつの結論を導いた。
「まさか……エスティ……お前、この木だっていうのか!?」
そこにあった一本の大木から、エスティの声が聞こえてきていたのだ。
エスティの声は、さらに続ける。
『そう……。私はこの木の中から聞こえてくるのね。そうよ、そうなの。……ねえ、タカト……あなたは決して死んではならない』
「死んで……? 馬鹿な、生きているぞ!」
『それはまやかしに過ぎない。あなたは死んでいるの、既に、とっくに』
「まやかし? 死んでいる? どういうことだ?」
『あなたはとっくに死んでいるの。そう、死んでいるのよ。その事実に気がつかないだけ』
「気がつかない? 何が言いたいんだ? まったくもって理解できないぞ」
そう。
今のタカト・オーノはエスティの言葉を理解出来なかった。
理解することが出来なかったのではない。理解しがたいことだったのだ。
現にタカト・オーノはこの場に立っている。そしてエスティと会話をしている。
だのに、どうして『死んでいる』といえるのだろうか? タカトはまったく理解できなかった。
「……俺は死んでいない。俺はここに居る、それは間違っていないはずだ!」
『間違っていない……そう。たしかにあなたはなにも間違っていない。間違っているのは私……なのかもしれない』
「な、なあ……エスティ……まったく意味がわからないよ……」
『私はエスティ・パロング。だけれど、「あの世界」のエスティ・パロングではない。私はこの世界におけるエスティ・パロングなのよ』
タカトはそこで漸く意味を理解した。
タカトは死んだのではない。気を失ったのではない。
また別の世界へと、移動してしまったというのだ。
拉がれるタカトをよそに、エスティの言葉は続く。
『……ここはまた別の世界。だけれど、クローツがある世界と結びつきが強いのもまた確か。だからあなたが来ることは充分ありえるし、それを待っていた』
「どういうことだよ……どうしてエスティは姿を見せてくれないんだ」
タカトはそう言って、木に拳をぶつけた。
だが、木に反応もなく、エスティが現れる様子もない。
『ここはあなたが来てはいけない場所なのよ』
エスティの話は続く。
『ずっとずっとずっとずっと、待っていた。何度間違えても、あなたはここへやってきた。私は選択を誤ったなんてことはない。たしかにこの世界に留まっていれば、あなたはいい人生を送れるのかもしれない。平和な生活となるのかもしれない。だけれど、そうもいかない。あなたは元の世界へと戻らなくてはならない。そのためには、あの世界へ、「クローツ」へ戻る必要があるの』
「エスティ、一緒に戻ろう。君も一緒に、あの世界へ戻ろう」
そう言って、タカトは弱々しく手をあげた。
そして、その手はゆっくりと、しかししっかりと、木に触れた。
「なあ、エスティ……戻ろう」
タカトの目からは涙が零れ落ちていた。
『……ダメです。ダメなんです。私はこの世界から離れることは出来ない。私はこの世界に住み、この世界に生きるもの。あなたの世界に行って、共にすることは無理なんです』
「……本当に、ダメなのか?」
その声とちょうど同時に、タカトの背後にまばゆい光が照らし始めた。
その光に気づいて、タカトは振り返る。
『……ついにあなたが帰る時がきました。さあ、帰るのです』
「いやだ! エスティ、君も行こう!」
しかし、エスティの姿は見えない。
『私は……この世界でしか生きることが出来ない……』
タカトは何かに捕まったような感触を覚えた。
光から伸びてきた手足に捕まってしまっていたのだ。
「い、いやだ、いやだ!」
タカトは必死に抵抗する。しかし、無情にもタカトの身体はゆっくりと後退していく。
『さようなら、タカト・オーノ。また会えることを願っています……』
「エスティ、まだ間に合う!! 来い!!」
『ダメです。なぜなら私は――』
――そして、タカトの視界を完全なる光が支配した。
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