応仁の乱と重なる二つの世界戦争

冒頭の応仁の乱の歌が世界戦争や世界革命の世紀に通ずるというアイディアが秀逸だと思います。難しい小説になるかもしれないですが、単に戦争や革命を賛美するのでもない、悲惨さを訴えるのでもないという姿勢は貴重です。それぞれの国が復讐という名の正義を掲げて戦いながら、勝者らしい勝者を生まずただ世界を壊し廃墟にしただけの、そして未だに解決しない紛争の種を蒔いただけの世界戦争。世界規模の応仁の乱に相応しいですね。応仁の乱から始まった戦国時代は織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という三英傑の登場によって終息に向かいましたが果たして世界戦争にはそうした英雄が現れるのですかね😯