2019年1月1日(昼寝)
片側一車線の高架道路を歩いていた。対向車線にはたまに自動車を見かけるが、ぼくの背後からやってくる車はなかった。いつものようにとりとめのないことを考えながら歩いていると、ふと、前方数百メートル、山沿いのゆるやかなカーブのあたりに煙を見つけ、焦げ臭いにおいがするのを感じた。どうやら落石か何からしい。まもなく消防と警察がやってきて、その誘導に従って道路脇の非常階段から避難した。
非常階段は高架の支柱として建てられたビルの一室、ガラス張りのラウンジに通じていた。内装のセンスにはどことなく昭和の香りがしたが、居心地は悪くない。
高架道路での一件が片づくまでは謹慎することになった。仕方がないので自宅でゲームをして過ごすことにした。レースゲームだ。はじめは英語が分からなくて苦労したが、にわかに理解できるようになった。
緊急の事案が発生したが、それはゲーム内での出来事だ。全てゲームの中でのことだ。高架道路での一件も。
ゲームにはおめがシスターズや動物のキャラクターたちが出演していた。
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