信じる世界

 “無い”ということを証明するのは、難しい。

 “有る”ということを証明するのも、難しい。

 無いと仮定したら矛盾するから有る。

 有ると仮定したら矛盾するから無い。


 間接的には、そう表現できるのかもしれない。


 では、直接それを示す証拠は、どこにあるのだろうか。


 信じる美しさしあわせが、わたしにはある。

 根拠なんてどこにもない。証拠なんて目に見えない。

 わたしのこころが、それを幸せだうつくしいと感じる。


 ただそれだけで、わたしには充分なんだ。


 信じたいものを信じることしか、わたしには、できない。

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